《妹と兄、ぷらすあるふぁ》赤信號そのに

今日はねぇねと二人でお買いです。本當はあたしだけで行こうと思ったのですが、お兄ちゃんがどうしてもついてこようとして、あたしが渋っていると何故かねぇねが付いてくる流れとなりました。

始めはねぇねについてきてもらうのは申し訳なかったのですが、何やらねぇねが非常に楽しそうだったので、あたしも楽しかったです。

今は帰り道の赤信號。前にお兄ちゃんとこんなことがあったかなと思いねぇねに聲をかけてみます。

「ねえ、ねぇね」

「なあに、妹ちゃん」

ねぇねはにっこりとあたしを見てくれます。

「どうして車が來ていないのに、赤信號だと止まらないといけないんですか?」

あの時とは違いまっすぐにねぇねを見つめて言います。

ねぇねは買い袋を持っていない左手であたしの頬っぺたをむにむにしながら「そうね~」と首をかしげる。

「別に急ぐわけじゃないから……かな。妹ちゃんとしでも長く居られるし、早く帰っても憎たらしい顔が待っているだけだしね」

何となくお兄ちゃんよりもわかり易いですが、そんな風に言われるとし照れてしまいます。

「じゃあ、青信號になったら渡るのはなんで?」

「まあ、いつまでも妹ちゃんを獨り占めにはできないからね」

はたして返ってきた答えは答えになっているんでしょうか?

ちょうど信號が青になったので、ねぇねの袖を引いて橫斷歩道を渡りました。

何となく思いついたんで(いつも通り)

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