《妹と兄、ぷらすあるふぁ》フラグ
創作の世界では、こういう発言をしたらこうなる、みたいなお約束はある程度存在していると思う。
死亡フラグなんて言うのはもはや説明もいらないと思うし、創作をやっているとしてはなからず意識はしてしまう。
意識しているにもかかわらず、へし折っている気がするのは多分気のせいだという事にしておきたい。
なんにせよ、これは創作の話で現実とは関係は無い。
現実で所謂死亡フラグ的セリフを言っても、実際に死ぬことなどそうそうないだろう。
まあ、そう思っていた。
今日はけている最後の企業の研修日という事になっている。
今日から一週間研修をけて合否を判斷するらしい。
ついでに、実家からも今の家からも通える場所にはないのだけれど、一週間の滯在費はこちらもち。
対応の悪さも相まって、きっと私は行きたくなかったのだろう。行ってもよっぽどの事が無いと結果いかんにかかわらずお斷りしていたと思う。
だけど、その必要はなくなった。だって、狙いすませたようにインフルエンザにかかったから。
もうこれは何処かでフラグを立ててしまったのではないかと思わざるを得ない。
もしかすると、一年前にインフルエンザになった時だろうか。
薬で癥狀を抑えているので、普通にしている分にはマシなのだけれど、何もできる気がしないので益もない事を考える。
あいつには來なくていいと言っている。
それが振りにならなければいいが。と、思っているところで玄関のチャイムが鳴った。
年に一回くらいは、狙ったように何かが起きる。そんな気がしてなりません。
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