《妹と兄、ぷらすあるふぁ》好みではない

インフルエンザも治ったらしく、今日はねぇねが家にやってきました。

研修に行けなかったという事で、落ち込んでいないかなと思ったのですが、そんな事もなくいつも通りでした。

慣れたように食卓に座っていたねぇねが、何かを取り出して食べ始めます。

カラフルな飴の様なものでしょうか?

「懐かしいの食べてるな」

「そうなのよ。何だか懐かしくて、思わず買っちゃったのよね。

見た瞬間味を思い出してね」

「それ、何なんですか?」

「ゼリービーンズよ」

言われてみると確かに豆のような形をしているような気がします。

ゼリーという事は、らかいのでしょうか?

一つもらって食べてみましたが、グミよりもかたいけど、飴よりもらかいってじでした。

初めて食べてせいもあるのでしょう、不思議な味です。

「ゼリービーンズっていうんだな」

「あーにぃ、知らなかったの?」

「私も今日買う時に知ったわ」

んー、そう言うものなのでしょうか。言われてみると、あたしも小さい頃に食べていたお菓子の名前思い出せないものもある気がします。

「それ、あんまり好きじゃなかったんだよな」

「私も好みじゃなかったわね」

「じゃあ、何で買ったんですか?」

「好みじゃないけど、妙に食べてみたくなったのよね。

で、食べてみたんだけど、やっぱり好みじゃないのよ」

言いながらも、ねぇねは何個目かのゼリービーンズを口にれました。

好きではないけれど、妙に食べたくなった瞬間があります。

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