《妹と兄、ぷらすあるふぁ》卒業研究

「そう言えば、今大學ってどうなっているんですか?」

「卒業研究発表會も終わったし、あとは卒業式を待つだけってじね」

「卒業研究って何をするんですか?」

お兄ちゃんもねぇねもやっている所を見たことがありません。

あたしの前ではしないと思うので當たり前だとは思いますが。

「ゼミによって変わると思うわよ? 私は自分がやりたいものを、好きなように研究するって言う雑なじだったから、文學について簡単に調べて、考察して、まとめて発表してってじだったわ」

ねぇねはそこまで言うと、何かを思い出したのか表が暗くなってしまいました。

「まあ、単純作業は嫌いじゃないからって、沢山のデータを集めようとした結果、しばらく文字を見たくなくなったんだけど……

本當に計畫って大事ってわかったわ。私の場合、途中で路線変更したって言うのもあるのだけど」

「あーにぃはどんな事したの?」

「お兄ちゃんは、教授の研究引き継いだだけだったからな。

大変ではあったが、首が回らない程じゃなかった」

同じ卒業研究でここまで違うものとは驚きです。

研究の中は殆ど分からなかったですが。

大學の卒業と言えば、もう一つ気になる事があります。

「卒業研究と卒業論文って何が違うんですか?」

「何かしらね。研究は発表があって、論文は提出するだけってじかしら」

「じゃあ、論文の方が簡単なんですか?」

「いや、私は研究だったから助かったじがあるわね。

発表さえ乗り切れれば、多雑でも何とかなったもの」

「その辺も、ゼミ次第って所じゃないか?」

お兄ちゃんの指摘に、ねぇねも「そうね」と納得していました。

計畫や進捗確認は大切です。

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