《妹と兄、ぷらすあるふぁ》選挙
「最近選挙に対してのニュースが多いわよね」
「そうですね。十八歳から選挙権が得られるからでしたよね」
「まあ、私には関係ないと言えばないんだけど」
「ねぇねはもう二十歳越えていますもんね」
話にもある通り、最近選挙のニュースが沢山流れます。
次の選挙から、高校生でも選挙権を與えられるという事で懸念すべき點が沢山あるのでしょう。
とは言え、あたしにはまだ選挙権がありません。
「でも、今の子は良いわよね」
「どうしたんですか、急に」
「選挙について學校で教えて貰えるのよ。
場所によっては模擬選挙までやっているって話だし、私が高校の時にはこんな話聞いてことないわね」
「いきなり選挙権を與えられて困らないように、とかじゃなかったですっけ?」
「今までだって二年後には選挙権が與えられていたのよ?
高校卒業後、大學に學しても選挙の「せ」の字も學校で聞いたことないわ」
こんなふうに言われると、確かに不公平があるように思います。
今の流れが続けば、あたしが高校生の時には選挙について教えてもらえると思うので、どんなふうに返したものか困ってしまいます。
あたしが何も言わない間に、お兄ちゃんがやってきました。
「言いたいことは分かるが、妹にいっても仕方ないだろ?」
「あんたじゃ、まともに聞いてくれないでしょ?」
「聞いてやるからいってみろ」
「じゃあ、言うわよ。政治についてわからないって言っている若者の話も聞くけど、大人だって分かってないってうちの親がぼやいてたわ。
結局、日本の為に、社會の為になんて言いつつも、皆自分の事しか考えていないのよ」
この後も、ねぇねは何かを言いたそうにしていたのですが、お兄ちゃんが「はいはい」と適當に返した為「あんたに期待した私が馬鹿だったわ」とため息をつきました。
政治の話は難しいなと思いました(小並
じょっぱれアオモリの星 ~「何喋ってらんだがわがんねぇんだよ!」どギルドをぼんだされだ青森出身の魔導士、通訳兼相棒の新米回復術士と一緒ずてツートな無詠唱魔術で最強ば目指す~【角川S文庫より書籍化】
【2022年6月1日 本作が角川スニーカー文庫様より冬頃発売決定です!!】 「オーリン・ジョナゴールド君。悪いんだけど、今日づけでギルドを辭めてほしいの」 「わ――わのどごばまねんだすか!?」 巨大冒険者ギルド『イーストウィンド』の新米お茶汲み冒険者レジーナ・マイルズは、先輩であった中堅魔導士オーリン・ジョナゴールドがクビを言い渡される現場に遭遇する。 原因はオーリンの酷い訛り――何年経っても取れない訛り言葉では他の冒険者と意思疎通が取れず、パーティを危険に曬しかねないとのギルドマスター判斷だった。追放されることとなったオーリンは絶望し、意気消沈してイーストウィンドを出ていく。だがこの突然の追放劇の裏には、美貌のギルドマスター・マティルダの、なにか深い目論見があるようだった。 その後、ギルマス直々にオーリンへの隨行を命じられたレジーナは、クズスキルと言われていた【通訳】のスキルで、王都で唯一オーリンと意思疎通のできる人間となる。追放されたことを恨みに思い、腐って捨て鉢になるオーリンを必死になだめて勵ましているうちに、レジーナたちは同じイーストウィンドに所屬する評判の悪いS級冒険者・ヴァロンに絡まれてしまう。 小競り合いから激昂したヴァロンがレジーナを毆りつけようとした、その瞬間。 「【拒絶(マネ)】――」 オーリンの魔法が発動し、S級冒険者であるヴァロンを圧倒し始める。それは凄まじい研鑽を積んだ大魔導士でなければ扱うことの出來ない絶技・無詠唱魔法だった。何が起こっているの? この人は一體――!? 驚いているレジーナの前で、オーリンの非常識的かつ超人的な魔法が次々と炸裂し始めて――。 「アオモリの星コさなる」と心に決めて仮想世界アオモリから都會に出てきた、ズーズー弁丸出しで何言ってるかわからない田舎者青年魔導士と、クズスキル【通訳】で彼のパートナー兼通訳を務める都會系新米回復術士の、ギルドを追い出されてから始まるノレソレ痛快なみちのく冒険ファンタジー。
8 77【書籍化&コミカライズ】創成魔法の再現者 ~『魔法が使えない』と実家を追放された天才少年、魔女の弟子となり正しい方法で全ての魔法を極めます。貴方の魔法は、こうやって使うんですよ?~
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8 92白雪姫の継母に転生してしまいましたが、これって悪役令嬢ものですか?
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