《妹と兄、ぷらすあるふぁ》依存癥

「最近、お前攜帯依存癥っぽいよな」

「そんな事ないわよ」

ねぇねが攜帯を弄っている中、お兄ちゃんがねぇねに話しかけました。

依存癥かどうかは分かりませんが、ねぇねが攜帯をるシーンは結構見てきました。

「でも、お前この前攜帯なったと勘違いして何度もポケットから攜帯だしていただろ」

「ファントム・バイブレーション・シンドロームね」

「幻想振癥候群だな」

「えっと、ファントム……? 幻想……?」

「ポケットにれた攜帯が布とれたりしたときに、バイレーションがなったと誤認するってやつね。

妹ちゃんは気をつけないとダメよ?」

新しく買ってもらったあたしの攜帯ですが、まだねぇねはこっちにいますし、基本的に部屋に置きっぱなしになっています。

常に持っていたら何だか落ち著かないと言うのもありますが。

「で、癥候群なのに、依存癥じゃないっていうんだな」

「勿論よ。この前なんか、手に攜帯を持ちながら、視界の端に映ったパソコンの電源をメール信と勘違いしたこともあるけど、依存していないわ」

「わざわざ謎エピソードをえてまで、頑なだな」

「私の場合は依存癥ではなく、あまりにも連絡がこなくて、たまにきた連絡に過敏に反応しているだけよ」

「言ってて寂しくないか?」

お兄ちゃんの言葉にねぇねは強がってなのか「全く」と答えます。

ねぇねが卒業して行ったあとは、こまめにねぇねと連絡しようと決めました。

鳴ったは良いけれどメルマガだった時の殘念さ。

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