《妹と兄、ぷらすあるふぁ》日本人

「結構前から、外國にすんでいる日本人とか、昔外國で功績をあげた日本人について特集する番組あるじゃない?」

「そうですね。

はじめて聞く國とかが出てきて驚くんですよね」

「確かにあるわね」

あたしの返しにねぇねは同意してから、続けて話します。

「で、コメンテーターとかが、コメントするのよ」

「コメンテーターだから、そりゃあコメントするだろ。

それが仕事なんだからコメンテーターって言うんだから」

「コメン、コメン煩いのよ」

ねぇねが怒りお兄ちゃんが「コメンってなんだよ」と、馬鹿にします。

ねぇねの気持ちはわかりますが、あたしもコメンが何かはわかりません。

「で、どうしたんだ?」

「よく、日本人偉いとか、凄いとか言うのよ。

別に言いたいことはわかるんだけど、日本人って言い方がどうかと思うのよね」

「日本人って一括りじゃなくて、個人に言えってことか?」

「だいたい、そんなじね。

同じ日本人として誇りに思うって言うけど、その日本人として恥ずかしくない行をとれているのかしらって思うわね」

お兄ちゃんはねぇねの言葉を聞いてから、し考えました。

「お前は恥ずかしくない行をとれているのか?」

「いえ、全然ね」

ねぇねの言葉にお兄ちゃんは呆れたような返しをすると思っていたのですが、実際は「そうだろうな」と納得したようでした。

すごいと呼ばれる方々に泥を塗らないような人間になりたいです。

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