《妹と兄、ぷらすあるふぁ》クラス替え
「三月にってもうすぐ卒業式ですね」
「中學に學してから、もうすぐ一年なんだね」
晝休み、ほのぼのと月ちゃんとおしゃべりです。
月ちゃんと出會ってもう一年たちますが、もっと昔からこうしていたような気がします。
「もうすぐ二年生になりますが、クラス替えがありますよね」
月ちゃんがしだけ元気なさそうに話します。
気持ちはわかりますが、決まっていない事を考えても気が重くなるだけなので、あえて元気に応えることにしました。
「クラス替えってどうやって決めるんだろうね」
「………だと思います」
「月ちゃん?」
急に月ちゃんの聲が低くなりました。
正直、し怖いです。
「先生が楽できるように、です」
「どうしてそう思うの?」
「……私、小雪とクラス離れたことないんです」
月ちゃんが今まで見たことがないくらい必死な聲を出します。
あたしはそれになにか応えることができなせんでした。
「いえ、正確には私が小雪の相手をしはじめてから、一度も、です。
いっそ、最初からずっとなら諦めがついたのに、あからさますぎてもう……」
ここから先は「中學校はきっと違うよ」とめつつ、月ちゃんの愚癡を聞いていました。
【書籍化】「お前を追放する」追放されたのは俺ではなく無口な魔法少女でした【コミカライズ】
【書籍化・コミカライズ】決定しました。 情報開示可能になり次第公開致します。 「お前を追放する!」 突然、そう宣告を受けたのは俺ではなく、後ろにいた魔法使いの少女だった。 追放の理由は明白で、彼女が無口で戦闘の連攜がとれないこと、リーダーと戀人になるのを拒んだことだった。 俯き立ち去ろうとする少女を見た俺は、リーダーが魔法使いの少女に言い寄っていたことを暴露して彼女の後を追いかけた。 6/17 日間ハイファン2位総合9位 6/19 日間ハイファン1位総合3位 6/22 週間ハイファン1位 6/24 週間総合5位 6/25 週間総合1位 7/5 月間ハイファン1位月間総合5位
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8 196英雄様の非日常《エクストラオーディナリー》 舊)異世界から帰ってきた英雄
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