《【書籍化&コミカライズ】勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖、お前に追って來られては困るのだが?》261.偽神ニクスの數萬倍の強さを誇りし邪神ナイア

『聖さんは追放されたい!~王家を支えていた宮廷聖、代わりが出來たとクビにされるが、なぜか王家で病が蔓延!えっ、今更戻って來い?一般の大勢の方々の病を治すのが先決なので無理です』

短編が好評でしたので、連載版始めました!

こちらの作品を読んで頂いている方にはきっと楽しく読んで頂けると思います。

どうぞよろしくお願いします!

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261.偽神ニクスの數萬倍の強さを誇りし邪神ナイア

「チェエエエエエエエエエエエエストオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!

神龍ゲシュペント・ドラゴンの姿のコレットによる、渾の一撃が邪神ナイアの背中へと不意打ちで完璧に決まる!

「壁がない。つまり、どこまででも上昇出來る! 今のは距離にして1萬キロからの落下スピードを乗せた、星を割る蹴り《チチュルブ・メテオ・スウォーム》なのじゃ!!!」

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「ひ、ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?!??!」

なお、先ほどまで気絶していたビビアが、コレットのキックにより生じた衝撃で悲鳴と共に吹き飛ばされて行った。

しかし、

くもなんともないの、ドラゴン娘よ! ぬははははは!」

「なんじゃと!? 星さえ割る、儂の一撃を!?」

「ドラゴンは好である。どれ、ステーキにして喰ろうてやろう」

カッ!!!!!!!!!!!!!!

首が180度回転したかと思うと、いやらしくニヤ付いた邪神の口腔より、真っ赤な線が放出される。

「ぐは!??!?」

落下する月とさえ互角に渡りあった彼の一部たる片翼を、簡単に切斷する。

「ぬふふふふ! それだけではないぞ? 我がれたものは、すべからく汚染される。他の魔王たちのようにな!」

「ラッカライ」

「心得ました!」

「ローレライは回復、アリシアとフェンリルは……」

「はい、回復魔法すぐ行けます!」

「はいはーい! 以心伝心! 突っ込みますとも!」

「私だけではなくて、大聖様も突っ込むのではないのですか!?」

「おお~、うぶな反応! これはこれでいいものですね~! はい、でも行きますよ! フェンリルさん!!」

俺の指示で全員が一つの生のように有機的に連攜する!

「お姉様! ちょっと痛いですが、お許しください!」

「分かっておるのじゃ! イヴの因子が回る前に半ごと切り落とせ! あ、あまたは殘してね?」

「了解です! 龍槍・下り落星竜(ミズガルズスオルム)!!!!」

「ぐううううううううううううううううううううううう!!!」

「回復魔法開始!!! 天使の息吹!!!」

「そうはさせぬぞ! と、言いたいところであるが」

邪神はコレットから視線を外すと、ジロリと自薄してくるフェンリルとアリシアを余裕のある笑みでもって見下ろす。

俺は二人にレビテーション(空中飛行)のスキルをかける。

「ナイア様、お覚悟を!!!」

「行きますよ! 時間稼ぎパーンチ!!!!」

「自分から時間稼ぎと言うんじゃない。まったく。≪無敵貫通≫付與」

俺は再度スキルを付與する。

だが、

ガギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!!!!!!!!!!!

先ほどと一緒か。

「効かぬ、効かぬ! の邪神の権能である!! そなたが萬能たる賢者であっても、神に備わる能自を変更することは出來ぬ!」

「なんと! まさかアリアケ様のスキルさえも無効化するなんて!」

「まぁまぁ、想定通りですよ、フェンリルちゃん。慌てないで一休みしましょう」

「フェンリルちゃん!?」

「差別化ですよ、差別化。いやあ、それにしても參りましたね。どうしますか、アリアケさん! なんか無敵っぽいですよ!」

俺の隣に戻ってきたアリシアが不気味に嗤う邪神を見上げながら言う。

まぁ、とにかく。

「収穫はあった。あれは俺のスキルすら無効化する『無敵』の存在だ。攻撃の一切をけ付けない」

「そ、それでは……」

フェンリルが焦った表を浮かべる。

と、同時に。

「ひ、ひいいいいい! こんな訳の分からないところで死にたくない! くそおおおおおおおおお! これでも喰らえ!!!! くそ邪神野郎!!!! おらあああああああああ!!!!」

「ふむ、スキル≪投擲≫付與」

聖剣はすでに消失しているので、代わりに持っていていた鉄製の剣を投げる。

當然のようにカシャンという音とともに弾かれた。

「ぬははははは!!! 初級勇者も參戦か! だが、我が玉に一矢報いようとする気概は褒めるに値する。ふむ、ここは2段階昇進とし、普通勇者と名乗るが良い。まぁ」

邪神は歪にを歪めて、ビビアを見ながら、

「勇者たるそなたはここで死に絶えるのだがな。そこの最後の希たる第7の魔王とともに。その方が人類に絶を與えるし、計畫もはかどる。ふははははは!!」

「うう、ぢぐしょう、ぢぐしょう! デリア―! デリア―!」

した普通勇者の悲鳴が深層心域スフィアに轟く。

(続きます)

『聖さんは追放されたい!~王家を支えていた宮廷聖、代わりが出來たとクビにされるが、なぜか王家で病が蔓延!えっ、今更戻って來い?一般の大勢の方々の病を治すのが先決なので無理です』

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