《妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~》9:この世界

俺たちは、ご飯をさっさと済ませて部屋へと戻ってきた。

ティナは椅子に座りながら自分の荷を整理している。

俺は著ているコートをクローゼットへと仕舞い、刀はベットの橫へと立てかけて、俺は橫になった。

とりあえず、この世界について考えることにした。エルもティナもいるしな。

いま俺のいる、この世界には、魔法があり、スキルもある。おまけにステータスカードや冒険者ギルドなんてものもある。そして、魔もいれば、魔王もいるらしい。それを討伐するためにどっかの王國が勇者を召喚したのだとか、こんな異世界があるんだ、ほかにも世界はありそうだ、同じ地球からはないだろう。多分。

「何を考えてるんですか?」

整理を終えたティナがこっちを見ていた。

「俺は異世界人と行ったろ? <顕現> こんなものは俺の世界には無かったし魔とかそんなものは居なかった。だから改めてこの世界について考えてたんだよ。これからどうするかも含めてな?」

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ステータスカードを呼び出しひらひらさせながら考えていたことを伝えた。まぁ、楽しいそうだからいいんだけどね?

「そうなんですか? これからどうするかはユウ様に任せます。私は付いて行くだけですし。それともユウ様は元の世界に帰りたいとか思っていますか?」

俺を見て、ちょっと悲しげに聞いてくる。

俺があの世界に帰りたい?それはない。仮にも殺されただし、特にあの世界に未練はない。というか、そう簡単に帰る方法が見つかるとは思えないしな。

とりあえず俺の意志だけはしっかり伝えておくことにした。

「いや、帰ることはないな。それに、こっちの世界は楽しそうだ」

そういうとティナは「そうですか」と笑顔を向けた。

ティナのふとした笑顔に目を奪われてしまっていた。

「どうしたんですか?」

固まった俺を見て顔をのぞかせてくる。

「なんでもない、それよりもこの世界についてもっと教えてくれ」

俺は話題を変えることによって追及を逃れた。危ない危ない。

ティナからの話では結構な報を得られた。

この世界には人族以外にも種族が多くいること。獣人族、妖族、魔種族、竜種があるそうだ。これはあくまで大きくまとめてだ獣人族の中でも種族分けなどはされているそうだ。妖族のエルフなどがいい例だ。ケモ耳っ娘が見たいと思った俺は置いておこう。

次は國についてだ。エルフは、エルフだけの國もあるという、獣人族にも國はあり、勿論、魔種族にも國があるそうだ。魔種族は人から嫌われているっていうわけでもなく普通にほかの國で暮らしている溫厚な魔族も數はないがいるそうだ。嫌われているのは、魔大陸にいる魔王に仕える魔種族たちのようだ。そして、竜人種は希種であり、竜種と竜人種ではまた違う。まぁ知が有るか無いかだけのようなじらしいが、今の段階ではあまり多くのことはわかっていないようだ。大陸もいくつかに分かれているみたいだ。

こうした話をティナとしているといつの間にか遅い時間になっていた。殘りのわからないステータスやスキル、魔法については明日聞くとしよう。

「そろそろ寢るか」

話を切ってそう口に知るとあからさまにティナの肩がびくっとした。

何を考えてるんだろうな。まぁ、気になるがそれを聞くなんて野暮なことはしない。

「わ、わかりました」

し頬が赤くなっているが気にしない。まぁ手を出す気はないしな?

「じゃあ俺は床で寢るからティナはベットを使ってくれ」

俺はこの部屋から逃げられないことを悟ってから、床で寢るつもりでいた。

そう言って余分の布と枕を床に置こうとしたとき。ティナが聲をあげる。

「なんでですか!私の主であるユウ様を差し置いてベットで寢れるわけないじゃないですか!それなら私が床で寢ます」

ここは譲らないといわんばかりに言ってくる。なんでだ。

「ティナは俺と寢ることに抵抗はないのか? 俺は男だぞ? 」

「そ、そそれは、恥ずかしいですけど……」

頬を赤く染めもじもじしている。

恥ずかしいなら、無理しなくてもいいのに、そう思うと、いつの間にかティナは俺の前まで迫っており、そっと俺をベットへと押す。いきなり押されたので抵抗できるわけもなく、俺はベットに橫たわる。ティナは俺に布を掛けるともぞもぞと中にってきた。

目の前にティナの顔があるし顔を近づければキスができるくらいに。

俺はティナに背中を向ける。そうするとお腹のほうに手が回ってきた。

「今日はこうやって寢ていいですか?」

後ろから抱き著かれるような姿勢。もちろんティナのが俺の背中に押し付けられる。だがそれよりも気になったのがティナのが震えていることだ。それはそうだろう盜賊に襲われ、護衛を失い、ようやく落ち著ける場所で寢れるのだ、死んでいたかもしれない狀況を思い出し、一緒に來た護衛を失った怖さを思い出しているのかもしれない。

「しょうがない、今日だけだぞ?」

まぁ、俺としては役得なんだけどな?

そう言ってからしばらくすると、後ろの方から寢息が聞こえてきた。

俺も疲れていたのだろう。睡魔に襲われ深い闇へと落ちていった。

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