《妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~》10:夢ではない夢
たしか俺はティナに抱き著かれながら宿の部屋で寢ていたはずだ。今の俺の後ろには誰もいない。
なぜこうなった。
俺がいまいる場所はオルディナの町の風景とは程遠かった。
赤い空、黒い雲、地面はごつごつした巖場。
とりあえず、あたりを見渡した後。俺は自分の置かれている狀況を確かめる。
ちゃんとコートをに著けており腰にはちゃんと天叢雲剣があった。
そして俺の目の前にはこんなへんてこな狀況を説明してくれそうなの子がそこにいた。
見覚えはない、はずなのにどこか懐かしい。そしてこの娘はこの狀況に何かしら関係があるそう思ってしまった。
そのは、こちらを見てニヤニヤしている。どうやら、てんぱってる俺を見て楽しんでるみたいだ。
その子はこの場に似合わない綺麗なピンク髪のツインテール、背は俺よりずいぶんと低い、そんな普通のの子……なわけがなかった。そのには普通、人にはついていないものがあった。
「角だ」
「これがそんなに珍しい?」
首を傾げ、右手で角をりながら聞いてくる。どうやら俺は聲に出して言っていたみたいだ。
そりゃ珍しいさ、だってそんなもの人についてるの見たことないし。
「君は異世界人だし、しょうがないか」
あれ?俺今聲に出したか?
「だしてないけど?」
そのは何當たり前のことをみたいな表でこちらを見てくる。
「君はこの狀況を理解できてはいないみたいだね」
「まぁな、原因はお前なんだろ?」
「そうだね、ボクのせいだよ」
ニコニコしながら答えてくれる。
やはりこのがこの狀況の原因らしい。だからと言って今の俺には、何もできないけど。相手は明らかに俺より強い。それはわかる。
「しょうがない、今の狀況をこのボクが適當に説明してあげよう!」
適當かよ!ちゃんと説明してくれ。
こころの中で突っ込むとニヤニヤしながら今の狀況を説明してくれる。あの神とか、伯爵がニヤニヤするとイライラするけど、かわいいがそれをすると、ただ可いだけだった。
俺の心を読んだのか、ちょっと驚いた反応を見せ、し頬を赤くし、またニヤニヤ顔に戻ると説明を始めた。
「君はまだ寢ていて、夢を見せているじかな? まぁ、夢であって夢ではないんだけど。まぁそれはいい。それでいま、ここにはボクと君しかいない。今回は君に忠告というか危険が迫ってることを教えに來たってじだね。まぁ仮にもあの神に呼ばれたんだし大丈夫だとは思うけど。」
ここは夢?しかも危険が迫ってる?あの神というのは混合神のことか?
「まぁそうだよ」
案の定俺の心を読み応える。
そして俺は當然の疑問を口にする。あの神のことを知っていて、明らかに俺より強いこの子が俺を呼び忠告なんてものをするのか。
「お前は一……」
なぜあの神のことまで知っている。なんで俺に忠告なんてものをする?
最後まで言葉に出なかった俺の言葉は、こころの中で発せられる。
「んーそうだねボクは君の中にいるってことぐらいかな? 今言えるのは、なぜ神のことを知っているのかについてだけどそれはボクも君の中で聞いていたからだよ? なぜ忠告するのかというと、ボクが君に死なれると困るからだよ」
俺の中にいる?しかもこの世界に呼ばれる前神と會っているときからだと。そして俺が死ぬと困ること?
俺の頭の中は混狀態だ。だがそんなことを知らないとでもいうようなタイミングで、が口を開く。
「おっと、そろそろ君が目覚めるよ」
現実の方で俺が目覚めるそうだ。こんな変なところからやっと出られる。
「変なとことはひどいな、でもまぁ、君はまたここに來るよ」
「できれば來たくないな、でも最後にどうせなら名前を知りたい」
最後に質問を飛ばす。
彼はにっこり振り返りながら。そして俺を挑発するかのように言う。
「今の君には教えられないなぁーもっとボクにふさわしい人になってから聞きなよ」
その言葉を最後に俺の意識は途切れた。
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