《妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~》19:合魔法
ゴブリンの群れ発見から數時間後。今はちょうど晝ぐらいだろうか、急のクエストが発足したため、今は冒険者が森の前に集まっていた。
集まっている冒険者はランクD以上。その中にいるランクF二人。それに、「無謀だ」「馬鹿だ」等の聲も聞こえてくる。ギルドでの騒ぎのせいで、俺のランクがFなのは知れ渡っている。
「靜まれ。皆の者、そこにいる二人については、わしのお墨付きじゃ、安心せい」
今みんなの前で喋っているのはシウテ・クルス伯爵。このクエストの指揮を擔當することになったようだ。
集まってる中には、元炎帝さんもいた。まぁ駆り出されたんだろうな。ご苦労なこった。
もう森の先にはゴブリンがちらほら見える。
「それではこれより大規模クエスト:ゴブリン殲滅を始める。倒した數、に応じて報酬が変わるぞ。上位種を倒したものにはボーナスがるぞ。いい果を期待する。」
伯爵のクエストの始まりの合図を聞きもう何組も冒険者たちが森の中にっていく。
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「じゃあ俺たちも行くぞ、ティナ」
俺たちは無理やり頼んで參加させてもらったんだ。それなりの果を見せないとな。
「はい、行きましょう」
俺の言葉を聞きティナも腰にあるレイピアを抜刀する。
「じゃあ伯爵、俺等も行かせてもらうぞ」
伯爵に宣言してからムラクモを抜刀する。ムラクモの力とかどうするかな。使っていいかな?
よし人目の付かないところだな。
俺たちはいま森の中を走っている。周りにはすでにゴブリンと戦闘を始めてるパーティもいる。その中を走り切り裂き、次々とゴブリンを倒していく。ティナもかろうじてついてくるが、俺の速さについてくるのはぎりぎりのようだな。
そんな俺たちを見て聲が聞こえる。
「おい、あいつら本當にFランクかよ」
「なんだよあの武、見たことねーぞ」
「あのの子、かわいいのに強い」
その中で元炎帝さん頷いてるだけ。元Sランクなだけあって、ゴブリンぐらいなら余裕なんだろう。上位種とかでも、余裕なんだろうな。
「さて、そろそろ、ほかの奴から見えなくなってきたな」
周りを見渡すとほかの冒険者はほとんど見えなくなった。
今はとりあえずゴブリンを一カ所に集めたいな。俺の目に見えるのはゴブリン4。
『闇よ、汝が敵を拘束する鎖となれ。黒影縛鎖』
拘束系の魔法を唱え、ゴブリンを一列一カ所に集める。
(ムラクモやるぞ)
〝ん、〟
「貫き穿てムラクモ!」
俺の言葉と同時に、ムラクモの黒い刀はゴブリンに向かってびる。これは、ムラクモのスキル自在だ。
鎖に絡み取られ一カ所に集まったゴブリン達はムラクモによって貫いた。
やっぱり森の中だとこの長さの刀はし使いにくいな。元の長さに戻した刀を見て俺はそう思った。てか、なら短くできるじゃん。
俺はさっそく、刀をめた。ムラクモは刀のサイズではなく。短剣のサイズまで刀を短くする。
「さーまだまだやるぞ。ティナはもし、ほかの冒険者に怪我人がいたら治してやれ。ただし!ティナ、お前のの安全が優先だ。こっからは別行だ。頼んだぞ」
俺は、ティナに別行を宣言する。
「わかりました。ユウ様、ご武運を」
(エル、気づいてるな?)
《勿論です。ますたー》
もうすでに何人かはゴブリンの上位種と遭遇している。だがこの軍勢を率いているのは一匹、明らかかに違うものがいた。
《ゴブリンキングを確認しました。その位置まで導します。》
(頼む)
俺はエルの案に従い森を進む。ゴブリンキングのところに付くまで、ゴブリンを狩りながら進む。雑魚処理は忘れない。
そして今俺の前に立ちはだかるのは。
《対象、ゴブリンジェネラルを確認、ゴブリンの上位種です。》
森を進み丁度広い空間に出たときだった。
結構広いところに出たな。
(戻れ、ムラクモ)
ムラクモをもとの刀まで刀を戻す。
そういえば、ちょっとやってみたいことがあったんだよな。
『祖は対なり、闇は炎をも食らい、炎は闇をも取り込む、汝、黒き炎となり、我が手に力を! 黒炎こくえん』
《解析:スキル、合魔法を取得》
俺が魔法を発させると頭の中にエルの聲が響いた。俺は手にある黒炎をゴブリンジェネラルに向かって投げつけた。それをゴブリンジェネラルは面で防ごうとするが、刀にこくえんが當たると、鎧、剣、すべてを燃やし盡くした。
やっぱりできるんだな、魔法の合。
ドスン、ドスン
そのとき森の奧から、そんな音と共に現れたのは、ゴブリンジェネラルの倍ぐらいある巨を持った。ゴブリンキングだった。
「さーて、楽しみはこれからだぜ」
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