《妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~》43:伍瞳

いきなり、伍瞳が開眼した。今はもう、フロンも元の狀態に戻っていた。

意識を取り戻してすぐに「みっともない姿をお見せしました!」と謝ってきたが、かわいかったし、俺的には役得だ。そっと吸われた分の魔力は生贄で回収しておいた。

俺たちは、今通路を歩いている。口にいると、誰かが戻ってきたり、ってきたりするからだ。

「そろそろいいか。『天星ノ瞳ラノス』」

俺は天星ノ瞳ラノスを使って、ある程度の周りの地形、誰か人はいるかどうかを調べた。

人はいなかったが、魔が2、俺たちのいる通路を曲がってすぐにいた。

その時、エルの解析が終わった。

《伍瞳:夢偽ノ瞳オネイロスの詳細を説明します》

伍瞳:夢偽ノ瞳オネイロス

:寢ている相手に悪夢を見せたり、一部報の改ざんが可能。

幻義:目を合わせた相手に幻を見せることができる。

ちょうどいいな。

「今そこを曲がったところにスケルトンが2いる。こいつらは俺に任せてくれ、試したいことがある」

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俺がそういうと、二人は頷いて返す。

道を進み、右に角を曲がると、そこには案の定スケルトンが二いた。手には灣曲した剣いわゆるサーベルを持っていた。

『視影ノ瞳ミカゲ』

俺は弐瞳を使い解析する。魔力は最小限に抑えてスキルが見えるところまでだ。

『スケルトン・ソルジャー

:なし

狀態:アンデット

スキル:剣

:サーベル

:鉄の鎧』

さすが1階層まだ弱い。

俺たちに気づき、2はこちらに向かってくる。今先頭に立っているのは俺で、その二が狙うのももちろん俺なわけで、その視線は自然と差する。

『夢偽ノ瞳オネイロス』

俺は伍瞳を発させる。

赤い眼、黒い瞳の中に、赤い魔法陣が浮かび上がる。

俺が目を合わせたスケルトンはきを止める。そしてもう一のスケルトンが俺を攻撃する直前、きを止めていたスケルトンがもう一の背中を斬りつけた。

その狀況に訳が分からず、困するティナたち。

それもそうだ、いきなり襲い掛かってきたスケルトン共が同士討ちを始めたのだ。

しして、その弐の決著が終わると同時に、もう一のスケルトンにとどめを刺して、ダンジョンの初戦闘が終了した。

「次、俺が戦闘に參加するのは、お前たち危なくなった時だ。ちゃんと見ているが、何かあったらすぐに俺の近くに來い」

「「はい」」

その後は、順調すぎるほど順調に進んだ。まだ淺い階層では、罠などほとんどなく、魔どもも弱い。2.3ぐらいなら、ティナでも余裕で勝てるぐらいだ。

俺が敵を見つけ、ノワールが呼び寄せ、萬全の態勢で、相手を迎え撃つ。そんなことを繰り返しながら、1層2層と確実に進んでいく。

そこで驚いたのは、フロンだ。魔法はまだ使えず、近距離で戦うことが多いが、これがまたすごいのだ。

ここはダンジョン、はあるものの影が多い。そこを影移を駆使して壁や天井からフロンが出てくるのだ。流石吸鬼というべきなのか。戦闘に関する才能が特に相手の死角から攻撃するという才能がずば抜けて高い。まだ、負ける気はしないが、フロンは強くなるだろう。

ティナも周りがよく見えている。危ないところにカバーにり、傷つけば、略式詠唱で回復魔法を唱え、その場その場に臨機応変の対応する。レイピアの使い方も以前とは比べにならないくらいに、うまくなっている。

今は5階層手前だが、まだ俺の出番はない。

ちょうど俺たちの目の前で、5層に降り追うとしているグループが、罠の解除を行っていた。

天星ノ瞳ラノスで、罠のだいたいの位置はわかるが、解除はできなかったため、大きく回る必要があったのだ。

だが俺は今、罠解除を目視・・で確認した。

その冒険者たちとは、特に何もなく、解除している間の魔の対応を請け負い、罠が解除が済んだところを、し間をあけて進んだ。

今日はいい収があった。伍瞳に、フロンたちがどれくらいけるのかの確認。ダンジョンの魔の強さ、それと罠解除のスキル。

解析が終わり、俺が覚えることはできなかったみたいだが、フロンは覚えることができたため、手を握り、譲渡した。

譲渡するとき、魔力を送る覚に似ているためか、フロンが悶える。これは先日のコピペ作業の時もだ。俺は必死に目を反らすことしかできない。

ちょうどいいころ合いだったため、5階層で探索を打ち切り、地上へと帰還した。

狩った魔は勿論、棺の中だ。

俺たちはギルドへと戻り、フェルへと話しかける。

「おかえりなさい。無事に戻ってこられましたね、よかったです」

そう俺に対して、笑顔を向けるフェル。

それを見た、ほかの冒険者は、

「フェルちゃんに笑顔を向けてもらえるとか、羨ましい」

「あんな奴ここにいたか?」

「あんなかわいい子二人連れてて、フェルちゃんまで狙う気かよ」

とか言ってやがる。まぁ、無視安定だ。

そして俺はフェルに用件を伝えた。これをしなければ、俺にまた面倒がくる。

「それで、やってしいことと約束をお願いしたいのだが」

俺の質問の意味が分からず、一瞬間が開いたが、それでもさすがプロ。俺の問いに小さく頷いた。

俺は橫を見るとティナとフロンがいた。そして俺の意図を察したのか、そろって頷いた。

「魔算を行いたいのだが、部屋を貸してくれ。量があるから大きめの部屋がましい、約束についてはそこで話す。あまり人には言えないことなんだ」

そう言って、俺はフェルに大銀貨を手渡した。

ぎょっとした目をするが「か、畏まりました」といって、一度奧へと戻る。

しばらくし、戻ってくると俺たちをギルドの裏の工房へと案し、その一室を借りた。

「ですが、魔など見當たりませんが……」

「あぁ、今出すが俺が今から言うことを守ってほしい。もちろん解してくれる人には伝えてもいい。だが、二人ともこのことを口外しないと約束してくれ」

俺の真剣な表を見て、フェルは「はい」と言って頷いた。

「めんどくさいから直球で伝えるぞ、俺は空間魔法が使える」

「……え?」

しの間と共にフェルの驚きの聲がれた。

「まぁ、見てもらった方が早いな」

そう言って、俺は棺の能力を使い、今日狩ったスケルトンの死骸を取り出し床に置いた。

半信半疑で聞いていたフェルもこれを見ては認めるしかなかった。

そのあとフェルが、もう一人がたいのでかいおっさんを連れてきて、同じ説明を繰り返し、同じものを見せた。

どうやら二人は、納得してくれたようだ。

このおっさんはこの工房の工房長らしい。名前をテクルというらしい。これから世話になるやつだ覚えておこう。

ちなみに俺は釘を差すことを忘れない。

「ちなみに、うわさが広まったらまず二人を疑う。俺にはどちらが話したかわかるから言わないことをおススメする」

そう言って、脅すように覇気を使った。フェルは床に崩れ、テクルは飛びのいた。

そのあと、俺はどんどんと魔を棺から取り出していく。

「お前、何者だよ」

そういうテクルをよそに、フェルはユウに質問した。

「今日、初ダンジョンですよね? 何階層まで行ったんですか? この量、1階層だと無理だと思うんですけど」

「5階層だが」

俺の言葉を聞き、フェルとテクルは驚愕した。何しろその攻略速度は、Sランク冒険者パーティーのそれと一緒なのだから。

俺はそんなこと知らずに魔の解算を二人に任せ、宿へと戻ることにした。

部屋の中には、驚くことしかできなかった、二人が殘されていた。

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