《妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~》49:本気と居場所
俺が目を開けると、そこは見覚えのある天井だった。
宿屋の天井だ。
そして、俺の上にし重みをじて、手をかした時、右手に何やららかいが、橫を見るとそこにはティナの顔があった。
俺は右手をかそうとするが、かない。らかい何かに挾まれている覚だ。
「……ぁっ……う」
ティナのぎ聲が、右に耳から聞こえてくる。
やばい、そう思って左手を持ち上げようとしたとき、
「あっ、んっ……」
そんな聲が聞こえて、左を向くとそこにはフロンがいた。
そしてし、視線を下に向けると、のフロンに腕ごと抱かれていた。
俺はすぐに反対側を見る。そして右手の在りかを探すとそこは、下の下著しか著ていないティナの太ももに挾まれていた。
すると、布団がしめくれ上がり、俺の上からノワールがひょこっと顔を出した。もちろん全で、だが重みはもう一人分ある。まぁ、ムラクモだろうな。
(なんだ、この狀況)
《ますたーはモテモテですね》
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(いやいや)
俺はすぐに否定をれる。
“……ボクも混ざりたい(ボソ”
(え? なんだって)
“なんでもないよ!”
ヨリヒメはいきなり出てきて、不機嫌になって帰っていく。
「あっ、ご主人! ご主人が起きてるなの!」
ノワールの聲に、ティナとフロン、ムラクモが目を覚ます。
「あっ、ユウだ!」
ムラクモはさらに強く俺を抱きしめる。
そして、俺のお腹にムラクモのふくよかとは言わないがそれなりにあるが俺のお腹に押し當てられる。
ん……? お腹に直接? そして俺は認識した、俺が下著しか來ていないことに。
「え? ユウ様?」
次に反応したのはティナだった。
「あ、あぁおはよう」
俺がそう返すと、ティナは真っ赤になりながら、著ていた布・・・・・・を引っ張り、を隠す。
すると當然、のフロンとムラクモ、ノワールのが目にるわけで、
俺はにしっかりと全員のを見てしまっていた。あの無表だったムラクモですら、し顔を赤らめていた。
フロンは、布団を剝がされた衝撃で、意識が覚醒し、狀況を理解した。
「……ん!? で、でもご主人様ならいいよ?」
そして、驚き慌てたフロンはそこで踏みとどまり、俺をしてくる。
それを見たムラクモは、俺の顔の橫まで口を持ってきてこう囁いた。
「私も……ユウならいいよ? こんな刀の私でよければだけど」
「私もご主人ならいいのー」
明らかに理解が追い付いていないノワールをほっといたとしても、この二人からはし本気をじた。
俺はとっさに神判ノ瞳テミスを使っていた。その目で、フロンとムラクモを見るが、周りに黒い靄などなかった。
「理解できた? 私たち本気だよ?」
そして俺に追い打ちをかけるように、ムラクモが聲をかけてくる。
ティナはというと、顔を真っ赤にして固まっていた。
こういう時にいつも、助けにってきてくれるティナは當てにならなかった。
「私は2番でも3番でもいい、ご主人様が私と一緒にいてくれるなら、でも出來れば……その……」
フロンは話の途中で顔を真っ赤にして止まってしまった。
「まぁ、今のタイミングだとユウが困るから、けど私たちは本気だよ」
そういうと、ムラクモは壁に立てかけてある、鞘へと戻っていった。
「とりあえず起きるか」
俺は、フロンに余った布を掛け、ノワールには仔竜に戻ってもらった。
「あの、ユウ様?」
「なんだ?」
再起不能狀態から戻ったティナが俺に聲をかけてくる。それはどこか不安そうな聲だった。
「は大丈夫ですか? あれからもう4日も経ってますし」
四日、それが俺の眠り続けた日數らしい。生化の影響だろうな。それでも今は特にに影響はない。
「あぁ、大丈夫だ」
だが、四日も寢ていたせいか、お腹がすいた。
「そうですか」
「俺は腹が減ったから先に下へ行くぞ。お前たちも著替えたら降りてこい」
俺はティナの小さな、でも安心が伝わってくるその返事を聞いて、部屋のドアを閉じた。
「あっ! ユウさん!」
俺が降りて、真っ先に反応したのはリナだった。
今はまだ朝だ。だが、いつもより遅い時間帯、人はいなかった。
「四日も寢てたんですから、心配しましたよ」
すると、奧の臺所から二つの足音が聞こえてくる。
そして俺の前に顔を出したのは、レナとフィリアだった。
フィリアはあの時していたフード姿ではなく、きれいな赤髪を見せていた。
そして、俺の元へ駆け寄ってくると、こういった。
「私はあなた様の所有です」
と、こう言ってきたのだ。俺はそのの扱いから解放したというのに、
「お前はもう自由だ。俺の元に仕える必要はない」
俺の言葉を聞き、フィリアの表は大きく変化させた。それは悲しみだった。
「私は必要ないですか」
「いや、そうは言ってない。だが、俺はお前を自由にするために戦った。なのに俺がお前を縛り付けるのは違うだろ?」
俺は當然のように言い張る。それはそうだ、俺はそのために戦ったのだ。自分の意志で付いて來るのなら拒まない。だがフィリアは違う。
だから俺はフィリアに道を作る。
「フィリアのしたいようにすればいい」
「わ、わたしは、普通に働きたい」
「働けばいい」
「普通に生活したい」
「すればいい」
「私は好きな人と結ばれたい」
「あぁ、結ばれればいい」
「私は……自由?」
「そうだ、フィリアは自由だ」
「でも、私には……私には居場所が……ない」
俺はフィリアとの応答を続け、最後に行き詰まるようにしてきたことへこう答えた。
「なら作ればいい、だよな? リナ?」
「そうだね、うちならその全部ができるよ」
俺の問いに明確な回答をしてくれたリナは、フィリアへと笑顔を向ける。
「ほら居場所、出來ただろ?」
そして、それを理解したフィリアは泣き崩れ、それをリナが支えた。
「ユウさんって、本當に優しいんだね、それとも垂らし?」
そんなことを言ってくるのは俺の隣に立っているレナだ。
「まぁ、うちは人がないし、フィリアちゃんの今求めているがすべてとは言えないけどほとんどあるからね」
「そうだな、ここにいればすべてを兼ねることができるからな」
俺がそういうとレナは首を振り、俺に対して「ど・ん・か・ん」と言って、廚房へと戻っていった。
その後は降りてきたティナとフロンは俺の顔を見ると顔を赤くした。
それを見てニヤニヤするリナを無視して今の狀況を説明して、ちょっと遅めの朝ご飯を食べた。
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