《妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~》60:アルからの贈り
アルの店についた。
中では丁度客の対応が終わったアルがいた。
「おう、ユウじゃねーか。どうしたんだ?」
「いや、今日で、この町を出ることになったから一応報告をとな」
「は? 急じゃねーか」
「まぁな、ちょっと王都に行くことになったんだ」
俺がそういうと「ちょっと待ってろ」と言ってアルは奧の部屋へとっていく。
そのあと、アルが持ってきたのは、柄の先端同士を線で繋いだ二一対の二振りの短剣だった。
「これは?」
「お前にはその二振りがあるだろ? ティナ嬢にも新しい剣があるようだし、次はフロンちゃんかなと。俺からの別れの選別だ」
俺たちがあるにそこまでしてもらう理由ははっきり言ってない。
「素材はダマスカスと呼ばれる黒い鉱石と黒竜の鱗で作られてる。超一級品だぞ? 俺の店の一番だ!」
黒竜の鱗といった瞬間。俺の後ろにいたノワールがびくっと反応する。
まぁ、しょうがないんだろうけど。
「そんなもの買えるお金は俺にはないぞ?」
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「いや金はいらん。お前はいつか大になる。その先行投資とでも思ってくれ」
ここまで言われてしまっては斷ることはできない。
今度來たらあいつらと一緒においしいものでも奢ってやろう。テクルのお金で。
「わかった。ありがたく頂いとく」
俺はアルから黒い鞘にった、黒竜の雙剣を貰った。
一応鑑定しとくか。
俺はアルに目を見られないよう、後ろを向く。
『視影ノ瞳ミカゲ』
俺の目に魔法陣が浮かび上がる。
本當にこの魔法陣をどうにかしないと、人前では使えないよな。
そして俺の目の前には黒竜の雙剣のステータスが浮かび上がる。
『黒竜の雙剣
屬 :闇・火
ランク:A
練度 :23
狀態 :異常なし
スキル:雙剣 短剣 投擲 滅竜技 魔力同和
ユニーク:二一対
耐 :斬撃耐 竜魔法耐』
Aランク武の雙剣。流石にアストラレイピアよりも強い。
それと何かスキルが富だな、後でし拝借しよう。
俺は鑑定を終え、雙剣をフロンに投げてよこす。
「こ、こんな強い武頂いてもいいんですか?」
「何言ってるんだ? フロンは俺のだろ? ならフロンが使うものも俺のものだ。なら何の問題もない。しかも俺にはこいつらがいるからな」
俺がそういうとフロンは「ありがとうございます」と言って、ミスリル短剣2本と黒竜の雙剣を付け替える。
〝ユウには、私がいれば充分〟
〝おねぇさんのこともっと頼っていいのよ?〟
〝〝むぅ〟〟
そしてまた、ヒサメとムラクモの喧嘩が頭の中で繰り広げられる。
(頭の中で言い爭うのやめてくれ)
俺がそういうと、しぶしぶ喧嘩をやめてくれた。
そして振り返ると、アルが俺のことを見ていた。
「な、なんだよ。そんな見つめて、気持ち悪い」
「き、気持ち悪いとはなんだ! 俺はただ、公共の場で「俺のもの」とか良く言えるなーと思っただけだ」
アルがそういうと、フロンの顔が真っ赤に染まる。
実際そうなんだからしょうがない。
「冷やかしはやめてくれ。まぁ俺はそろそろ行くよ。世話になった。俺が戻ってきたら飯でも行こう」
俺がそう言って店の出口へ向かうと、後ろから聲が帰ってくる。
「おう。もちろんお前の奢りな! だからちゃんと戻って來いよー」
俺はその言葉を聞き、店を後にした。
俺が世話になった人へのあいさつは終わった。
あとは王都に向かうだけだ。事前に地図は見せてもらっており、エルさんが覚えていてくれるため、問題はないだろう。
それで無理そうなら、結構きついが天星ノ瞳ラノスを使って探すしかないだろう。
俺はティナとフロン、ノワールを連れ、門へと向かう。
門につくと見慣れた兵士がいた。俺がいつも通る時に見る兵士だ。
「あっ! ユウさん。また魔狩りですか?」
もうすっかり名前まで憶えられていた。
「いや、今日でここを出るんだ」
「そうですか。し殘念ですが、どうか良い旅を!」
「あぁ」
俺とティナ、フロンはギルドカードを提示して町の外へ出る。
「森まで行くぞ。ここでノワールの姿を変えるわけにはいかんからな」
「「はい」」
「キュイ」
俺は、いつもの森へと向かった。あのクレーターの場所だ。
そこにはヒサメを取り出した時の氷がまだ若干殘っていた。
「こ、これは……」
「まさか、あの発とか、この氷とかってご主人様のですか?」
ティナは俺が何かしていることを知っていてもここまでとは思っていなかったのだろう。絶句狀態である。
フロンはそもそも気づいていなく、驚いているが、それでも俺に期待の眼差しを向けていた。
「まぁ……いろいろとな」
俺がそういうと、ヨリヒメとヒサメが笑う。
(ヨリヒメはわかるがヒサメ、これはお前のせいだろ)
〝ふーんおねーさん悪くないもん〟
もんってなんだよ。まぁいい。
「ノワール頼む」
「キュイ♪」
そしてノワールはサイズを変え3人が乗れる程度の大きさになる。
「さぁ、向かおうか王都へ」
「「はい」」
「キューイ」
俺たちはノワールに乗りまた空の旅へ乗り出していった。
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