《妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~》107:やる気のない決闘
俺は城の中を進む。進む先は訓練場らしい。
俺がもらった手紙にはご丁寧にも城の訓練場までの地図付きだ。
俺が場を歩くと、人目を引く。やはりエルフ以外がいるのは珍しいのだろう。
しばらく歩いて、訓練場らしき場所まで辿り著くことが出來た。
俺が扉を開け中にると、広場の真ん中にはエクトとか言う男と、周りには観客らしき人が、ちらほら見える。
「待っていたぞ」
両腕を自分の腕の前で組み、エクトは俺がってきたのを確認してそう言った。
俺は自然とため息をついていた。
「なんだ? 何か不満なのか?」
エクトはため息をつく俺を見てそう言ってくる。
當たり前だろう。こんなに観客がいるとは思っていなかったし、ちゃっと終わらせるつもりだったんだ。
しぜんとため息がれても仕方がないだろう?
「いや、特に」
「そうかなら始めよう」
エクトはもう始めると言わんばかりに腰にある剣を抜刀する。
俺はすかさずそれを止める。
「おいおい、待てって、ルールの確認をしなきゃ始まらんだろう?」
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それはそうだ。単純に殺し合いならまだしも、こういう場で、決闘という形をとっているのだ。ルールは明確にしないといけない。
「それもそうだな、私が決闘を投げたのだ。そっちに決める権利があるだろう。どうぞ決めたまえ」
余裕といった態度でエクトは俺に決定権を譲る。
「なら、簡単だな。武は二つ、事前申告。俺はこいつ等だ」
そう言って俺は左の腰にある二本の刀を使うことを申告した。
「なるほど、では私はこの二つを」
エクトは抜刀した剣を、背中にある弓を使うことを申告した。
もちろん弓を使うことに腰の矢も含まれている。
「後はそうだな、お前は魔法を使うか?」
相手が魔法を使うなら、有りにしても問題はない。使わないなら俺は使わない。
「あぁ、霊魔法をしな」
「了解だ。なら魔法はあり、でスキルもありだ。もちろん殺しは無し、有効打がった時點で勝負は終了。これでどうだ?」
これだと殺すことは無い。しの怪我なら回復でどうにかなるだろうしな。
「了解だ。誰か、審判役を頼む」
エクトがそう周りに呼びかけると、観客席らしき場所から一人のが飛び降りてくる。
「なら私が勤めよう」
飛び降りてきたのはネルだった。
「私なら問題ないだろう? どちらに贔屓することもないし、どちらの人についても知っている」
「ならネル頼むよ」
すると、ネルがこっちの方を向き、確認を求めてくる。
俺が頷くと、にこっとした笑顔を見せた。
「なら、お互い用意につけ!」
俺とエクトはお互いに距離を開け、エクトは抜刀した剣を構えなおす。
俺は抜刀はせず、ただ房立ちしている。
「なんだ? やる気がないのか?」
「いや、あるぞ。いいから始めてくれ」
俺がそっけない態度でそう返すと、エクトの表がむっとしたものになる。
「それでは。これより、エクト対ユウの決闘を開始する。両者準備はいいか?」
ネルが周りにも聞こえる聲で高らかに宣言する。
「大丈夫だ」
「あぁ、問題ない」
ネルが俺たちの聲を聞き頷き右手を高く上げる。
「それでは勝負開始!」
その言葉と同時に寢るの手が振り下ろされる。
それと同時にエクトが剣を持って俺に突っ込んでくる。
どうやら弓は使わないみたいだ。
俺は今回。瞳の能力は使うつもりは頭ない。まぁいつも通りなんだが、で。
この戦いヒサメがすごく使ってしそうな意思を俺に飛ばしてきてた。
だから今回はヒサメを使っていこうと思う。
ヒサメの能力は普通に使わせてもらうけどな。あくまで瞳は使わないだけだ。
「はぁっ!」
俺がそんなことを考えていると、エクトが俺の前で剣を振り上げていた。
ズドンっ!
エクトが剣を振り下ろした位置で、土煙が舞う。
『妖忌:影樓』
もちろん俺はそこにはいない。エクトが斬ったのは俺の影だ。
そもそも俺は今回の戦いは、そこまで面白いものになるとは持ってもいない。
その理由がこれだ。
『エクト・バイス・エルクリア
年齢 :15
種族 :妖種
職 :霊騎士
屬 :無
スキル:弓 剣 霊魔法
ユニーク:霊剣
武 :樹の剣
樹の弓』
というものだったからだ。
これでは俺でなくても勝ててしまう。フロンやティナでも余裕で勝てるのではないだろうか。
「そんなもんか? ならこっちから行くぞ」
まだヒサメを抜刀していないが、俺はエクトに突っ込んでいく。
エクトはすぐに反撃しようと剣を構える。
『地』『雪花』
俺は走って近づく途中で、大きく踏み込み種基地のスキルを発させる。
そのまま、一瞬でヒサメを抜刀。エクトの剣に沿うように合わせて元から剣を折る。
バキンッ
そんな、音共にエクトの持つ剣の刀は地面に落ちた。
その事実に、遅れて気づいたエクトはスッとんきょな聲をあげる。
「なんだあれ途中から見えなかったぞ」
「エクトさんがあんなに簡単に」
そんな聲が観客から聞こえる。
それを見たネルはやっぱりなとでも言いたげな表をしながら右手で頭を押さえていた。
「まだやるか?」
俺はエクトに聲をかける。そもそもこいつは俺と歳も離れているし、まだ実力も中途半端。そんな狀態で俺に挑んできたのだ。
「ま、まだだ!」
エクトは俺から距離を取り、背中の弓を構える。
そしてすぐに弓を番え。俺に向かって放ってくる。
飛んできた屋は一度に二本。俺は1本をヒサメで切り落とし、もう一本を左手で摑み、し握る左手に力をれる。それと同時に矢は音を立てて折れる。
エクトは諦めもせず、また矢を番える。
俺は仕方がなく、歩いてエクトに近づく。
『妖忌:朧』
俺はエクトに俺の姿がぶれて映るよう幻をかける。
そのまま放たれるエクトの矢は俺の橫を抜けていく。
歩いて近づく俺にエクトの矢は當たらない。やがてエクトの腰にある矢筒から矢はなくなり、俺とエクトとの間の距離もなくなった。
俺はヒサメをエクトの首筋に當てて宣言する。
「俺の勝ちだ」
その言葉と同時に周りから歓聲の聲が上がった。
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