《氷炎騎士の騎校生活(スクールライフ)》騎士王戦 予選 ④

「バトルスタート」

審判の聲が響き渡る

先に飛び出したのは、秋風だ

どうする、まだ魔騎士スタイルは使いたくない

相手は、剣使いだ、なら・・・

「『蒼凍』『紅炎』 」

秋風が二本の剣を取りだす    

「なかなか威勢がいいな、一年坊主」

藤堂も刀を取り出した

「唸れ・・・・」

藤堂がそう言った瞬間

秋風を吹き飛ばすほどの咆哮がうまれる

そう、藤堂 虎威 の固有魔法は『虎』だ

虎じみたことは何でもできる

「くっ・・・」

さすがの秋風も、きつい試合になりそうだ

「どうした、一年坊主、來ないなら俺からいくぞ」

藤堂が飛び出す

確かに速い、まるで虎のようだ

あっという間に、秋風まで迫る

「くらえ、『王虎の爪』」

3本の爪痕が秋風を襲う

秋風は、即座に剣をしまい、魔力を集中させる

「『絶対氷壁』」

秋風は巨大な氷の壁によって守られる

「氷炎よ・・・『氷炎千剣』」

炎と氷でできた千本の剣が、藤堂を襲う

藤堂はそれを走って、回避する

だが、秋風の猛攻は止まらない

「潰せ・・・『落氷弾』」

その瞬間、藤堂の頭上に巨大な氷の塊が出現した

「あっぶね」

藤堂はかろうじて、これを避けた

『落氷弾』の影響でフィールド全にヒビがった

「『炎の巨剣』」

秋風の手に超巨大な炎の剣が出現する

「焦せ」

秋風はそれを地面と水平に、振り切った

「よっと」

藤堂は軽々とそれを飛んで回避する

「『炎連山』」

秋風が地面に両手をつける

すると、藤堂の周りの地面から、火がふきでる

藤堂は持ち味の反応でそれを回避していく

「どうした、攻めきれてないぞ、一年坊主」

「いえ、先輩は筋書き通りにいてくれました」

「ありがとうございました、そして、終わりです」

「炎罠魔法 『炎焦豪華』!」

その瞬間、藤堂の足元に巨大な魔方陣が展開される

「な、なんて規模だよ」

さすがの藤堂でも避けきれない

「燃やせ!」

秋風の言葉とともに、魔方陣から巨大な炎の華が出現する

そして、藤堂を飲み込んだ

魔法が解けた時、すでに藤堂は気を失っていた

「し、勝者 最上チーム、よって、3回戦進出」

ウォー

會場が盛り上がる

「あの、序列5位をあっさり倒しやがった」

「何もんだあいつ」

「ふぅー」

秋風は息を吐いた

「秋風ー」

アリスが飛びついてくる

「すごいわ、秋風、序列5位を倒すなんて」

「うん、ありがと、けどアリスもすごいだろ」

2人はお互いを讃えあっている

「秋風くん、俺の出番殘してくれよ」

「決勝トーナメントまで行けば出れるでしょ」

そう、決勝トーナメントからのオーダーは各試合の直前に決めることになっているのだ

「まぁ、けどまだ気は抜けないですけどね」

そうだ、まだ決まったわけではない

「あと、2回だ絶対勝つぞ」

「「おー」」

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