《氷炎騎士の騎校生活(スクールライフ)》騎士王戦 予選 ⑤
その後俺たちは問題なく勝ち進んだ
だが、唯一問題があるとすれば・・・
「僕の出番がない」
そう、最上が一度も出てないのだ
「けど、次から出れるでしょ」
「そうだけどさぁ、なんかかしたいというか」
この人も脳筋らしい
「我慢してください」
アリスも厳しいな
「決勝トーナメントのクジ引きを行うので、集合してくださーい」
放送がかかる
「じゃあ、僕は行ってくるわ」
「俺たちは先帰ってもいいですか?」
「あぁ、いいよいいよ、帰りな」
「じゃあお先です」
「お先に」
秋風とアリスはそう言って、寮に向かった
「ふー」
「今日はかなり疲れたわね」
「そうだな、けどアリスは全部楽だったろ?」
「そうね、もともと弱い人と自する人としか當たってないもの」
「けど、火野さんの火野ボルケーノはすごかったな」
「あの人、あの技しか持ってないのかしらね」
火野の話でなぜか盛り上がる2人
「おーい、お二人さーん」
寮の前で優樹菜が手を振っている
隣には仁もいる
「お疲れ、観てたよ、カッコよかったー」
「秋風、俺のぶんまで頑張ってくれ」
「仁は何もしてないからな」
「そうね、出番すら與えられなかったわね」
秋風とアリスのダブルパンチで仁がノックアウトされる
「ま、まぁまぁ來年があるじゃない」
優樹菜が必死に勵ましているが、仁は回復しない
「まぁ、そんなことより、早くって」
「今日は、仁の部屋で祝勝會よ」
「「おぉー」」
そんな豪華とは
「ほら、早く行こう、みんな主役を待ってるよ」
優樹菜は仁を引きずっていった
「行こうか」
「うん」
アリスは天真爛漫な笑顔をみせた
「えー、それでは秋風とアリスちゃんの決勝トーナメント進出を祝いまして・・・」
「カンパーイ ︎」
グラス同士かぶつかり合いカランと音を立てる
「いやー、2人とも強すぎ」
「うちのクラスの星だぜ」
「序列5位をあっさり倒したもんな」
「それに比べて・・・・」
全員が一斉に仁のことを見る
「仁は出番すら與えられなかったな」
「形だけ出場ってじだな」
「まぁ、出ても序列1位に瞬殺されてたな」
仁はみんなからいじられている
「どうせ俺は弱いですよー」
また仁がいじけだした
優樹菜は今度は苦笑いで見守っている
「まぁまぁ、仁さん、落ち込みなさるな」
「今からお寶本鑑賞會だろ」
「風木、巖田、拘束魔法だ!」
「意」
「任せな」
仁が、風と巖で拘束される
「おい、お前ら何をする気だ」
仁が暴れている
「お寶本鑑賞會さ」
そう言うと、仁のベッドの下に手を突っ込んだ
「おい、やめろ、子もいるんだぞ、そこは・・・」
「これかー」
取り出したのは、もちろんエロ本だ
「何なに、タイトルは『巨金髪  拘束地獄』だそうだ」
子たちが、キャーキャー言っている
ん?
まてよ、巨金髪?
「おい、仁、まさかアリスを連想したんじゃないだろうな?」
秋風が怒りのオーラに包まれている
「あ、秋風、まて、誤解だ、一回だ、一回だけなんだ」
「カモン、『紅氷龍』」
秋風は、赤い銃を取り出した
「さぁ、覚悟はできたか?」
「はい・・・」
「じゃあ、バイバ・・・」
「ちょっと待って」
飛び出してきたのは優樹菜だ
「私にヤラせてくれない?秋風くん」
優樹菜もそうとう怒ってるらしい
「ああ、わかった」
そう言うと、優樹菜は仁の耳元で囁いた
「ごめんなさいね、仁、茶髪の貧で」
「ま、まて、お前には、お前のみりょ・・・ぐはっ」
「強化×5」
仁は意識を失った
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