《氷炎騎士の騎校生活(スクールライフ)》騎士王戦 予選 ⑥

ガサガサ

ん?

何か音がする

今日の朝はこの音で目を覚ました

「ん?誰かいるのか?」

ビクッ、その誰かが音を立てるのをやめた

目のぼやけがだんだんなくなっていく

「アリス?」

そう、そこにいたのはアリスだった

「あ、秋風、お、おはよう」

かなり慌てている様子だ

「なんで俺の部屋に?」

「あ、あのね、その・・・」

どうしたんだろうか、かなり戸っている

秋風はベッドから降りようとすると

ん?

何か踏んだ

そう思い秋風が足元を見てみる

「なんじゃこれ」

そう、秋風のベッドのすぐ橫にはが散らかっていたのだ

「アリス?説明してくれるかな?」

「は、はい」

アリスは全てを話した

「はぁ?エロ本があるか確認した?」

さすがの秋風も驚いているようだ

仁の部屋でエロ本が見つかった影響なのか?

「誤解しないでね、え、エロ本を見たかったんじゃなくて、その・・・」

アリスはゴニョゴニョ何か言っている

「え?なんて言ってるか聞こえない」

「だから、エロ本から秋風がどんなタイプが好きか調べたかったの」

アリスは恥ずかしそうにそう言った

なんて可いんだ・・・

「アリス」

「は、はい」

「俺の好きなタイプはね」

「明るくて、優しくて、スタイル抜群で、強い金髪の可の子だよ」

「その子は今目の前にいる」

アリスは顔を赤らめた

「秋風・・・」

「アリス・・・」

2人は、トロンとした顔で、抱き合い、深いキスをかわす

このキスが何分続いただろうか

だが

プルルルル

秋風の攜帯から著信音がなった

2人は離れて、秋風は電話をとった

「はい、もしもし?」

「あ、もしもし、秋風くんかい?」

最上先輩の聲だ

「はい、そうですが、どうしたんですか?」

「君たち、試合の事忘れてないか?」

「もうあと7分で始まるんだが・・・」

秋風はかなり慌てている

「すすす、すいません、今すぐに向かいます」

「あー、けどさ、なんか今レフェリーから、1回戦不戦勝って言われたわ」

ドタっ

秋風が転んだ

「そ、そうですか、よかったです」

間に合わないところだった

「じゃあ、今から向かいますので」

「はいはーい」

プツン、プー、プー、プー

電話が切れた

「アリス、試合の事の忘れてたよ」

「ええ、慌てかたからわかったわ」

「早く行きましょ」

「そうだな」

秋風とアリスは試合會場へ走り出した

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