秋風と最上の死闘は1時間30分以上続いた

會場は破壊され、どんな高位魔法士でも直すことはできないだろう

最終的に、勝ったのは最上だが、最上もだらけで、    凍傷、火傷もひどい

明らかに學生の戦闘の域を超えている

だが、その長く、半端じゃない戦いをたたえるものは、會場には殘っていない・・・

「試合は？試合はどうなったの？」

アリスは運営本部に行き、試合の結果を聞いている

「ほとんど互角でしたが、最後に最上さんが勝ちました」

「東山さんは、醫務室で治療中です」

アリスはそのことを聞くと、すぐに醫務室へ走り出そうとする

だが、優樹菜が服の襟を摑んでそれを引き止める

「アリスっちは、自分の試合があるでしょ」

「そんなことより、秋風が心配よ」

「秋風が、どっちをむかをよく考えなさい」

アリスはそこで立ち止まった

秋風がどっちをむか？

そうね、焦って忘れていたわ

「ありがとう、優樹菜」

そう言って、アリスは會場に向かっていった

「本當に世話がかかるんだから・・・」

優樹菜と仁も會場へ向かった

會場の大破のため、會場はアリーナBに移った

「さぁ、試合がまもなく始まります」

「その前にみなさんにお知らせがあります」

「まず、先ほどの試合の結果は、最上選手の勝利で終わりました」

ウォーーーーーーー

會場が盛り上がる

それもそのはず、あんな激闘なかなかお目にかかれないし

レベル的にはプロリーグレベルだ

「もう１つは、東山選手の負傷が激しく、三位決定戦を行うことができません」

會場が靜まり返る

「おいおい、まじかよ、楽しみだったのに」

「つまんねぇー」

ブーイングが代わりに巻き起こる

「さ、さぁ、試合も始まりますので、お靜かに」

もうすでに、アリスと原の場は完了していた

「次こそ勝ちます」

「ええ、次も勝つわ」

「そ、それでは、両者位置についてください」

アリスと原が位置につく

「それでは、バトルスタート」

合図の瞬間、原がのをフィールドに張りめぐらす

そして、また両者とも一歩もかない、展開でスタートした

5分間その狀態が続いたが、その時原がき出した

のをどんどん狹くしていってるのだ

「そうくると思ったわ」

アリスはどうやら予想していたらしい

「『ホーリー  アームズ』」

の鎧を纏う

そして、のに向かって突っ込んだ

「『デュランダル』」

デュランダルを顕現させ、を纏わせる

「はぁっ」

原に斬りかかった

だが、原もしっかり対応してくる

「『ブラッディ・ソード』」

の剣を作り出した

そこから激しい剣の打ち合いが始まる

だが、やはり押しているのはアリスだ

原は一旦バックステップで後退する

そして

「『ブラッディ・ニードル』」

でできた細い針をアリスに向けて放つ

それに対してアリスは

「はぁっ」

『デュランダル』に魔力を注ぎ込み

それを一振りで消しとばした

そして

「『シルバ・ウルフ』」

アリスは銃剣を取り出し

魔力を込め、銃弾を原に放つ

「『ブラッディ・ウォール』」

原はそれをの壁で防ぐ

「甘い、もらった」

アリスは視界が遮られた原を狙い剣を振る

だが、そこに原の姿はなかった

かわりにあったのは、の弾だ

バンッ

発し、アリスが全にを浴びる

さすがにこんな大量のを、の鎧で防ぐことはできない

「終わりよ」

原がアリスのきを止める

「どうかしらね」

アリスはまだ何か策があるようだ

「『シルバ・ウルフ』」

そう、アリスは銃剣を魔力を込めて空に投げていたのだ

魔力弾が原を襲う

「くっ」

原もこれを避けられない

魔力弾が原の背中に直撃する

原もかなりの重傷だ

しかも、をかなり多く外へ出しているため

が足りていない

「まだよ、せめてあなたを先にたおす・・・」

「一緒に寢んねしましょ」

原がアリスのをり、アリスを気絶させる

そして、その直後、原も倒れた

「しょ、勝者  原」

會場中が盛り上がる