《氷炎騎士の騎校生活(スクールライフ)》海合宿⑨

「秋風、大丈夫?」

アリスはすぐに秋風に近寄る

「ああ、大丈夫だ」

秋風もなんとか衝撃に耐えたらしい

「死ぬかと思ったけどね」

「そりゃそうよ、かなりの魔力を消費したもの」

アリスはし誇らしげに言ってくる

「それより、早く帰らないとな」

秋風が立ち上がろうとする

「ダメよ、無理しちゃ、怪我してるでしょ」

アリスはそれを焦って止めようとする

「大丈夫、氷で止してるから」

「ならいいけど・・・」

アリスは心配そうだが、許してくれた

「肩かすわ」

「ありがと」

秋風はアリスの肩をかりて歩きだした

だが、その時

秋風とアリスは背後から邪悪な魔力をじた

「まだだ・・・」

「まだ終わっていない」

後ろを振り向くと、そこには影を全に纏ったザンが立っていた

「俺は負けない、俺に敗北はない」

「アリス・イルバーナ・・・・殺す!」

そう言って、ザンはアリスに向かって突進をはじめる

「『絶対氷壁』」

秋風はザンの攻撃を氷の壁で防ぐ

だが、ザンはその壁を一瞬で両斷した

まずい、このままじゃ・・・

「秋風、どいて・・・」

秋風はすぐに端に避ける

「はっ!」

アリスは剣で応戦する

だが、影の魔法が強大すぎて、全く刃が通らない

「殺す、殺す、殺す、殺す、殺す!」

ザンは猛攻を続ける

アリスは、『勝利の聖剣』を使う時間さえ與えられない

そして、アリスの背中は木に當たった

端まで追い詰められたのだ

まずい

「アリスっ!」

秋風がぶも、ザンは剣をアリスに振り下ろした

だが、アリスに剣が當たると思われたその瞬間

ドンッ

衝撃音が鳴り響いた

目を開けてみると、さっきまでアリスを追い詰めていたザンが反対側の木まで飛ばされている

「『水龍』」

聲が空から聞こえた、聞き覚えのある聲だ

「み、水谷先生⁈」

そう、そこには水谷先生がいたのだ

「お前らは本當にアマだな」

「詰めが甘いんだよ」

「水拘束魔法 『水魔の檻』」

水谷先生がそう言った瞬間、ザンを水の檻が包んだ

「ほら、お前ら、ボーッとしてないで帰るぞ」

いかん、あまりの強さに見とれていた

「「は、はい!」」

ホテルに帰った後は、安定の事聴取だった

秋風はWKUでもトップクラスの治癒師に治してもらいながらの事聴取だった

結局かなり時間がかかってしまい、終わったのは9時だ

「やっと終わったわね」

アリスはばしながら言った

「あぁ、長すぎるんだよなぁ」

「本當に2回目なのにね」

本當にその通りだ、この前の事聴取も長かった

「早く飯と風呂に・・・」

「そのことなんだけど、私の部屋で食べない?」

「え?」

「いや、そ、そのだって、レストランもう閉まってるわよ」

「あ、そうだった」

どのレストランを見ても電気が消えて靜かになっていた

「じゃ、じゃあお邪魔しようかな」

そう秋風が言うと、アリスは満面の笑みで秋風の手を引っ張った

「早く行きましょ」

そのまま2人はアリスの部屋にっていった

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