《TSカリスマライフ! ―カリスマスキルを貰ったので、新しい私は好きに生きることにする。―》第13話 夏はプールだ!
ジリジリと強い日差しが子供達の作る波に揺られていく。
今日は夏休みの中で數日だけ設けられた、クラス毎に小學校のプールが使用出來る日です。
九重先生に許可を貰ってメグちゃんと花ちゃんの二人も一緒に參加出來るようにしてもらおうと思ったのですが、どうやら參加者の妹弟は元から參加出來るそうです。
なのでちゃん湖月ちゃんが一度私の家まで來てくれて、ちゃんママ、湖月ちゃんママ、花ちゃんママ、そしてお母さんの引率の元、両手にメグちゃんと花ちゃんを攜えて學校へとやって來ました。
私の學校ではPTA會長の意見によって著替えは小學一年生から男別々になっています。
私は前世のこともあり特に気にならないけど、ちゃんたち四人の著替えが男子に見られなくてとても安心です。
勿論私はこっそりと見ています。
いえ、今はの子なので犯罪じゃないです。
合法! 合法だから!!
「おねえちゃん、きがえよ!」
「ほいほい」
「ねえねー! 水著きたー!」
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「可いねー。天使だよー!」
「うちらは? なぁなぁうちらは?」
「湖月ちゃんもちゃんも可いよー!」
「えへへ、可いだなんて……」
そうして褒めて恥じらう皆をニマニマしながら見て、私もスクール水著に著替えていきます。
メグちゃんと花ちゃんは普通の水著ですが私とちゃん、湖月ちゃんは學校指定のスクール水著です。
早速プールの中へ向かおうとするメグちゃん花ちゃんを抱き止めて、まずは準備運です。
これを忘れてはいけませんよ!
「それじゃあまず屈からね。いっちにーさんしー」
「ごーろくしーちはーち」
「ちゃんとしないと怪我しちゃうからね」
プールサイドを囲むコンクリートの塀に備え付けられた干しの棒に持ってきたタオルを掛けて、首にゴーグルを掛けたまま皆の前に立ち準備運を開始します。
私が先に掛け聲を上げ、皆が続いて數を數える。
最初は五人でやろうと思ってたのですが、どうしてか今プールサイドにいる全員が私の掛け聲に合わせ準備運をしています。
まぁいいんだけど、男たちは私のお友達に近付くなよ!
今日プールの監視擔當をしている九重先生がキラキラした目でこちらを見ています。
あれは、もう師匠を見る弟子だね。
期待を裏切らないように頑張ろう。
「ほらそこ、もっと腰を深くまで下ろして」
「あなたは腕をもっとばして」
「湖月ちゃん、だらーっとしてると怒るよ?」
「かんにんや! ちゃんとするわ~」
「最初からしなさいよ」
途中湖月ちゃんの妨害にあった気がしたけど、なんとか準備運を終えた私たちは試練へとやってきました。
前世の頃では地獄と名付けられていたのですが、こちらシャワースペースになります。
日で溫まっているプールに比べ明らかにシャワーの方が溫度が低いので、全員が悲鳴を上げては楽しそうにはしゃいでいます。
最初は冷たいのが來るって構えてるんだけど、浴びると皆楽しくなってはしゃいじゃうんだよね。
シャワーから水が降ってきたときにびっくりしてメグちゃんが抱きついてきたので、二人でじゃれあいました。
楽しい、この時が永遠に続いてもいいのよ。
「プールだー!」
「いくでー!」
「あ、危ないよこづきちゃん!」
「駄目ですよ皆さん! プールサイドは走らないで!」
「ると危険ですから歩いて! 特にそこの関西弁!」
九重先生が慌てたように注意したので、私も名指しで注意します。
こら湖月ちゃん、そんな空気読んでやぁみたいな顔しないの!
初めに會ったときはこんなキャラじゃなかったはずなんだけどなぁ、湖月ちゃん。
私たちと遊ぶにつれて意外とお茶目というか、奔放な格が浮き彫りになって來ました。
因みにちゃんは変わらず小のような可さです。
いや、湖月ちゃんもちょっと馬鹿っぽくて可いんだけどね!
「それじゃあプールろっか」
「うん!」
「あーい!」
先に行ってしまった二人を追うように、左手にメグちゃん右手に花ちゃんというまさに両手に花の狀態でプールへ向かいます。
しっかりと握ってくれる二人の可さに當てられて、熱中癥になってしまいそうだよお姉ちゃんは。
すれ違う小學生たちがこちらを見ては羨ましそうに去っていく。
ふふふ、羨ましいだろう?
誰にも渡さないけどね!
「いいなぁ、あの二人」
「わたしも諸弓さんと手繋いでみたいなー」
「うんうん! わかるー!」
「千佳ちゃん、妹さんたちにもあんなに優しいんですね! 先生です!」
何だか向こうのの子たち&九重先生が騒がしい。
まぁ、プールだからテンション上がってるんだろうね! 私も思いっきり遊ぶぞー!
その時私たちは、楽しいプールの一日にあんな事件が起きるとは思いもしなかったのです。
そう、まさか湖月ちゃんのにあんなことが起きるなんて……。
あ、心配しなくても大丈夫ですよ?
全部私が解決してみせますから!
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