《TSカリスマライフ! ―カリスマスキルを貰ったので、新しい私は好きに生きることにする。―》第19話 運會のお弁當と天使

會に作ってくれるお弁當は、一際気合がっていることが多いのではないでしょうか。

特別な日だから。家でもお店での外食でも無いのに一緒に食べられるイベントだから。

そして頑張る子供を応援する為に、全國のお母さんたちは普段は作らないメニューを調べて作り上げるのです。

普段から、私の家ではお母さんが食事を作ってくれています。

平日のお晝や休日の晩は花ちゃん一家も一緒に食べることがあるので、その際はお母さんと花ちゃんママのツートップが作るようになっています。

二人共とても料理がお店開けるんじゃない? と思うくらいに味しくて、毎日ご飯を楽しみにしています。

小學校にってからはお晝ご飯が給食になってしまったので、食べる機會がし減っているのが悲しいところですが。

因みに私は家では家事を手伝ったり、料理を教えてもらいながら一緒に作ったりしています。

親孝行と共にしっかりとお母さんの味を盜んでやるのだ!

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次の母の日には私の手料理を振舞おうと計畫中であります。

おっと、話題が逸れましたが最近給食で千佳ちゃんに作れてないから……と前日から気合をれてお弁當の仕込みをしていたのを見ているので、運會が始まる前からいつも以上に楽しみにしていました。

そしてやってきたお晝休憩の時間!

九重先生が再集合のことを伝え、解散の指示を出した途端に湖月ちゃんとちゃんの手を取って、家族の元へと歩き出しました。

「ちょ、千佳ちゃん!?」

「ち、ちかちゃん! 急がなくてもお弁當は逃げないよ!」

「それでも急ごう! すべき人たちとすべき弁當の元へ!」

私を宥める二人の制止を振り切り、校舎の影にお父さんが確保していたスペースへと凄まじいスピードで歩いていきます。

怪我しちゃ駄目だからね、走らないよ!

「ねぇーねー!」

「おねーちゃん!」

最速で辿りついた私の元に飛び込んできたメグちゃん花ちゃんが私のに両側から抱き著きます。

両手は湖月ちゃんとちゃんと繋いでいるので、妹二人は脇に挾むような形になってしまいましたが、まぁいいでしょう。

そして五人縺れたままお母さんたちが待つ場所にゴールイン!

「三人とも、先に手を洗ってらっしゃい」

ゴールできなかったよぉ……。

湖月ちゃん、ちゃんと共に、メグちゃんと花ちゃんも連れて手洗い場で手洗いうがいを済ませました。

そしてもう一度ゴールインして、眼前に広がる念願のお弁當を見詰めます。

アスパラガスと豚を絶妙なソースで絡めた巻き、クマの形をした様々なおにぎり、茹でた鶉の卵にカラフルな串を刺しただけで特別が出ている。

どれも味しそうで、……おっと涎を垂らすところだった。

因みに、お母さんたちの中で中の役割を決めていたらしく、それぞれの家庭で作ってきたお弁當を合わせる事でバランスの取れたお晝ご飯となっている。

「うふふ、千佳ちゃんったらそんなにお晝ご飯が待ち遠しかったのね。それじゃあ皆、今日は私たちが作ったお弁當をどうぞ召し上がれ」

「いただきまーす!」

大きなブルーシートを広げた真ん中にお弁當たちを配置し、全家族でになって食べる形で晝食が始まりました。

私の左側にメグちゃんとちゃん、右側に花ちゃんと湖月ちゃんという順番で並んでおり、皆で味しい味しいと言いながらも食事を進めていきます。

うむ、やっぱり味しい!

「私もたまごに串刺すの手伝ったよ!」

「はなもてつだったー!」

「うん! 二人が刺してくれたから更に味しくなってるよ! ありがとう」

「えへへ」

「えっへん!」

天使とのスキンシップをしていると、湖月ちゃんが巻きを持ってこちらにを寄せてきました。

ま、まさかこれは!?

「千佳ちゃん、あーんや!」

「ありがと、うんおいしい」

今日は隨分と天使が多いじゃないか!

ニッコリ笑って元の位置に戻った湖月ちゃんですが、若干頬を染めて恥ずかしがっている様子です。

私の視線に気付いてプイと向こうに顔を向ける仕草も可い。

そんな湖月ちゃんの様子を観察していると、今度は左の袖をクイッと引っ張られました。

「ち、ちかちゃん。わ、わたしも、あーん!」

「ありがとうちゃん」

ちゃんが差し出した鶉の卵を食べます。

こちらは湖月ちゃんとは違って最初から顔が真っ赤ですが、それでも勇気を出して私にあーんをしてくれたちゃんがとっても可くて、頭ナデナデのご褒をあげました。

以前やったときにとても喜んでくれたので、最近はもっぱらでています。

ちゃんの髪りが気持ちいいんだぁ。

でもこうしてでていると決まって、他の天使たちもおねだりをしてくるのです。

「お姉ちゃん私もー!」

「ねぇねー!」

「はいはい、後でしてあげるからねー」

「……う、う、うちにはそんなんせんかったやん」

「うん、湖月ちゃんもね」

「……うん」

両手を挙げて喜びを表している妹二人と、小さくガッツポーズをする湖月ちゃん。

お母さんたちの心がこもった味しいお弁當と、私を萌えさせる四人の天使たちによって、運會のお晝休憩は過ぎていくのでした。

あ、お父さんたちは晝食を取りつつも全員揃ってカメラをこちらに向けていますよ?

バッテリーの代えはちゃんと持ってきてる? あ、大丈夫なのね。

とりあえず後でデータコピーしてもらわなきゃ!

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