《【書籍化作品】自宅にダンジョンが出來た。》ダンジョン講習會(2)
「それでは、パンフレットのまずは表紙を捲ってください」
先ほど、紹介のあった山という人が話し始める。
もちろん、俺はすでにパンフレットを開いて半分くらいまで流し読みを終えていた。
他人と同じペースで學習するなど時間の無駄だと理解しているからだ。
勉強というのは他人と同じペースで勉強をしても意味はない。
何故なら、知識を吸収できるかどうかは地頭を普段からどれだけ鍛えているかに依存するからだ。
だから平均的なペースで勉強を勧めようとする講習擔當者には悪いが俺は自分のペースで學ばせてもらう。
「それでは1ページ目をご覧ください」
たしか1ページ目には、ダンジョンの総數と各國のダンジョン數が書かれていた。
日本だけで607個。
先ほど説明があった時は600個と言っていたが、まあ誤差の範囲だろう。
ちなみに、ダンジョンが多く出現している地域は環太平洋造山帯に位置する場所が多いらしい。
國連の研究機関の話では地震が多い場所に集中しているだとか。
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そう考えると日本には、世界に存在している9割のダンジョンが存在していることになる。
ダンジョンもそうだが、日本は々と問題を抱える質のある國土のようだ。
「えー、日本を含んだ世界各國には確認されるだけでも666個のダンジョンが存在します。そのうちの9割が日本にあり、その対策を日本政府は行ってきているわけです」
「――あの! 対策を取らないと魔がダンジョンから出てくると聞いたのですけど!」
俺の前の席に座っているが、説明をしている男自衛に質問をした。
年齢的は20代と言ったところか。
髪を茶髪に染めているが、リクルートスーツを著しているところから、社會人としては佐々木よりはマシだと思われる。
「山岸先輩。何か、俺のことをディスっていません?」
「気のせいだ。自意識過剰にも程があるぞ? お前ごときをディスって俺に何の得があるんだ?」
「いや、お前ごときって……」
「自意識過剰も程々にしないと駄目だぞ?」
中々、勘の鋭いやつだ。
若さゆえのの鋭さというやつなのかも知れないな。
「そこはご安心ください。自衛隊が責任を持ってダンジョンの魔を間引いていますので出てくることはありません」
「そ、そうですか……」
がホッとしたような聲で呟いていた。
だが、それは逆に大問題なのでは? と思っている。
つまり、間引かない場合は魔がダンジョンから出てくることを意味するからだ。
ということは人手が足りなくて間引きができなかった場合は? つまり、そういうことだろう。
決して、ホッとする場面ではないはずだ。
まぁ、周りを見るかぎりそれに気づいている人間は居ないようだが……。
「山岸先輩」
「何だ?」
「あれですよね? ダンジョンの魔を放置しておくとモンスタースタンピードが発生するってことですよね?」
「――ん? ああ、そうだな……」
「それって、かなり不味くないっすか?」
「ああ、まずいな」
思ったより佐々木も々とじ取っているようだ。
それにしてもダンジョンが日本だけで607個もあるとか、管理だけでも相當大変なことになっているのでは?
自衛隊員募集に力をれているのも何となく想像がついてきた。
たしか移民規制法を可決した時の自衛隊の人數は25萬人ほどだったはず。
その中から諸外國に対しての防衛人數を割り引くと、國のダンジョンに回せる人員は素人考えだが多くはないはずだ。
「さて、國連の研究機関の発表ですが、ダンジョンは海底では存在の確認が取れていません。それと地震が多い地域であっても人口集地域では存在していません」
「ふむ……」
俺は相槌を打ち山自衛の話を聞きながらパンフレットに目を通す。
日本の次にダンジョンが多いのがアメリカと書かれている。
やはり場所は西海岸に集中しているようだ。
あとは、世界中に點在していて人があまり足を踏みれない場所にあるようだが規則を見出すことはできないな。
ちなみに中國には2つ、朝鮮半島には0個と言った合だ。
中國も朝鮮半島も地震はあるはずだが、不思議なものだな。
「日本では、繁華街にこそダンジョンは出現はしていませんが、農村地帯には出現しています。そこで日本政府は、日本に住む人々の生活を守るためにダンジョン周辺の土地を権利者から買い取り管理しています」
「ふむ……」
まぁ合理的ではある。
ダンジョンに勝手にって怪我でもされて政権を批判する種にされたら困ると言ったところが本音だと思うが……。
「さて、ここからが本題です。探索者というのは日本國政府が管理しているダンジョンに潛り魔を間引く仕事です」
「なるほど……」
つまりダンジョンの深層に向けて攻略を進めるのではなく、あくまでも現狀維持に努め怪我人を出さない方向で日本國政府はいているということか。
そうなると実りはそんなに多くないのでは? と俺は予測してしまう。
よくゲームなどでは厳しいダンジョンを攻略すればするほど稼げるお金というのは増えていく。
それが一般的なルールだ。
だが現実はそんなに甘くない。
死というものが存在している以上、生命の危機が存在するダンジョンで無理をするのは愚かな行為だ。
なら、間引きだけで十分だと思うのは至極真っ當と言える。
「あの……、ダンジョンで探索する人の稼ぎは良いと聞いたのですが……」
俺の隣に座っていた佐々木が手を挙げながら質問を口にしていた。
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