學は絶賛上機嫌中だった。大金が一気に手にったからだ。その分命の危険と隣り合わせになる出來事があり、そう考えるとまだ安いのかもしれない。

「今は・・・一時過ぎか。お晝にしようかな。どこにするか・・・。家は結がいるから帰れないな。學校行ってると思い込んでるはずだから。」

そう言った學だったが、妹にバレているとはつゆ知らずこれからも隠し続けていこうと決めていた。

「マ◯クは混んでそうだな。ガ◯トか、サイ◯リヤに行くか。 」

そう考え、お金を得た事から普段は絶対にしない鼻歌をしながら歩いて行った。

その頃結は

「お晝ご飯はカップラーメンでいいかな？でもお兄ちゃんそれだと栄養が偏るからって言いそう・・・。野菜も食べよう。」

カップラーメンことペヤ◯グと簡単なサラダを作って食べていた。

「うわ・・ここまで混んでるのかぁ。」

學はガ◯トに行ったがあまりに混んでいたのでし驚いた。

「まあ時間はたっぷりあるからいいか。」

予約の紙に自分の名前を書き、イヤフォンをつけた自分の攜帯を出した。そこにっているのは音楽ではない。結が拐された時に俺の事をお兄ちゃんって呼んでくれた際の聲を12時間聞くだけのものだ。これが癒されるんだわぁ〜。

「一名様でお待ちの霧崎様。いらっしゃいますか？」

やっとか・・・。もうし遅くでもよかったんだけど。案されると俺はすぐにミックスグリルとポテトフライ、ドリンクバーを頼んだ。そして後は結の聲だけを聞く。

癒されるなぁ。結ってどうしてあんなに可いんだろう？結婚しますとか言い出したら相手毆り飛ばしそうだな。結はでるだけでいいや。実際結より可い奴なんていないから引く手數多なんだろうけどそれに見合う男も見た事ないな。っていうかいないだろ。

・・・ドリンクバーも飽きたな。そろそろ帰るか。今何時だ？あ〜あ。もう8時過ぎてるじゃん。これ結が怒るやつじゃん。怒った顔も可いんだよなぁ〜。

ちなみにガ◯トにったのが2時過ぎ。料理が運ばれたのが2時半。そこからはポテトとドリンクバーで凌いでた。

結の怒り顔早く見たいなぁ〜。

完全に嬉しがってる學は家の中に躊躇なくった。

「ただいま！ 結ごめんな遅くなって！」

「・・・。」

テンション高めの學とは違い、低すぎる結は椅子に座っており、テーブル越しにある椅子を指差していた。これは「そこに座れ。」という意味だ。

流石の學もふざけるのはやめてしっかりと結の話を聞こうとした。

「なんだ結？」

「學校・・・行ってないですよね。」

「そんなわけないだろ。」

と言った學だったが心の中では揺していた。

(え！？どうして知ってるんだ！？隣のばあさんから聞いたのか！？しかし接點はないはずだ。あの人は基本家から出ないはずだ。ということは・・・結に何かあったと思い出てきた！？)

「結！大丈夫か！？」

いきなり立って肩を摑んだ俺だったが結はそれが驚いたようでし惚けていた。それでもしっかり質問には答えてくれた。

「...っ！・・・何の事ですか？」

「なんかあったと思って・・・。ないならいいんだけど・・・。無理するなよ？基本したいことあったら言ってくれ。できる限り何でもする。」

「本當ですか・・・？」

「ああ。約束する。俺のお嫁さんになるのでもいいぞ。」

「え、お嫁さん・・・。それはちょっと・・・。」

その言葉で靜かに落ち込んでる學とテンパってる結だった。

(分かってるさ。分かってたけど俺なんかが超絶である結と釣り合うわけが無いと知ってたけど即答は流石に・・・。OK！気持ちを切り替えよう！ 頑張って結を甘やかす！ ワガママにならない程度に！)

(お兄ちゃんのお嫁さんかぁ〜。なりたいなぁ〜。でも私なんかよりいっぱい人な人いるし・・・。しかもお兄ちゃんはこの世で一番カッコいい人だし・・・。私なんかがお嫁さんになると困るのはお兄ちゃんだから斷るしかないなぁ。でもなりたいなぁ。)

お互いの気持ちが差してるのに気づくのはまだ先のことである。

「気をとりなおして・・・。どうして學校に行ってないんですか？」

「・・・バレたなら仕方ないな。生活費を稼ぐためにバイトしてただけだよ。」

「なんのバイトですか？」

「コンビニだよ。」

流石に本當のことはバレないと思いありきたりなコンビニにしたが、それは間違いだった。

「・・・噓。噓つき！」

「うわっ！ どうしたんだよ結！？ いきなり大聲出して。」

「どうして噓をつくの！？ 隣のおばあさんから聞いたよ！ 俳優をしているって！ 本當は何をしてるの！？ コンビニ！？ それとも噓をついて他の仕事をしてるの！？答えてよ！」

・・・俺はバカだったな。涙をためてまで話している妹を騙してたなんて。人がすることじゃないな・・・。ここで全てを話すのが正解か？誤魔化すのが一番か？ばあさんが言ったのならほとんどバレているようなものだな。

「結・・・。今から話す事は俺が獨斷でした事だ。お前のせいじゃない。それを踏まえて聞いてくれ。」

ここまで來たのなら俺は隠す事をやめる。後は結に従おう。・・・たとえ死ねと言われても。

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以下作者のコメント

アニメって最高ですよね。最近夜に見ちゃうのでこっちが疎かになって・・・。時間がしいといつも思う作者です。

學校の時間を全て小説に費やしたい。

ここで先日の話を・・・

校外學習に行きました。その想文を原稿用紙１枚半以上で提出とのことでした。まあ600字以上ですね。ちなみに僕は2800字くらい書きました。原稿用紙７枚。

擔任に馬鹿と言われました。おしまい。

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