《妹はこの世界でただ一人の味方》スライム

ー朝ー

今日はいつもより早く起きた。4時半だった。もちろんする事があってこの時間帯にした。起きる時間を目覚まし時計もなしに変えられるわけがない?それが変えられるんだな。意思や意があると人間は自力で起床できる研究データもあるくらいだ。

で、何をしようとしていたかというと米を炊くだけだ。ストアは1つの材料を買える事もできるので米を買った。150kg。大事な事だからもう一回言う。150kg買いました! 何故か? いつでも食べれるようにしたいから。というわけで今はご飯を炊いています。

「暇だなぁ。何かスキルでも作るか・・・。」

蒸している間の時間はスキル作りに沒頭した。そして新たに5つスキルを作った。

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気配遮斷

使用すると気配が薄くなる。レベルが最大になると簡単には察知されない。

銃の命中率が上がる。レベルが最大になると揺れている場所でも狙撃が可能になる。

経験値共有

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スキル保持者のを飲ませる事で共有可能になる。

〈例〉

AのをBに飲ませ、Aが30の経験値を得る時、その30を2分割してそれぞれに與える。つまりAとB両方に15の経験値がる。

製作

を作る完度が高くなる。

スキル実用化

スキルのレベルが上がるにつれて能も普通より上がる

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一応結の寢室がキッチンの真上にあることからギリギリで屆いてスキルが作れた。今回は実用のものを多く作った。なぜなら今日は近くを探索しようと思っているからだ。ここは山奧の一軒家。近所づきあいがない分楽だけど、困った時は自分たちで対処しなくてはいけないのが悪い點なんだよな。だからこそ近くの地形は知っておかなくちゃいざという時にけなくなる。

・・・っとそろそろ出來上がるな。うん。なかなかいいじになってきてるな。最初より全然上手くなってきてる。

「ふぁぁぁ・・・おはよぅお兄ちゃん。」

をしながら結が挨拶をしてきた。珍しいケースだな。結は欠なんてほとんど見せないのに。それより結も早いな。昨日掃除が終わった後倒れるように寢たから早いんだな。

あ、ちなみに今日は別々の部屋で寢たぞ。はっきり言って俺のが抑えられると思えない。一線を超えたらもう元の関係には戻れなそうで何もできない。もちろんキスもできない。寢ている間にしようかなと思ったけどやめた。結は今までキスをした事がないと思う。だったら本當に好きな人のためにファーストキスはとっておくべきだ。それを勝手に俺が奪うと泣かれるかもしれない。嫌われるかもしれない。・・・まあ結にキスされて嫌な人間はいないと思うからきっとされた人は羨ましがられるだろうな。俺も含めて。

「おはよう結。今日は起きるのが早いな。」

「寢るのが早かったからね。今日は何するの?」

「今日は周辺を探索してみようと思ってるけど、どう?」

ちなみに理由としては萬が一何かがあった時にすぐ対処できるように地形の確認はしておくべきだと思ったからだ。何かあった後だと遅いからな。もう2度と・・・同じ失敗はしない。

「うん。分かったよお兄ちゃん。」

「もうちょっとで朝食できるからテーブルでまってて。」

さて今日の朝食はご飯、魚(鮭のムニエル)、味噌の和食にした。ストアは料理を買おうとしても材料しか出てこないから前回までは簡単なものしか作らなかった。けど一応掃除が一段落したからしっかり料理をしようと思ったわけだ。

「「いただきます。」」

まあいつも通りの味になったかな。土鍋で炊くのもだいぶ慣れたからな。

「いつもの味に戻ってるね。・・・早くない?私もっとかかりそうなんだけど。」

「いや、結だって教えればすぐだって。飲み込みは俺よりも早いんだから。」

ていうかよく味の違いが分かったな。俺でも微妙にしかわからないのに。よく味を覚えていられたな。それはそれで嬉しいけど。

「ねえお兄ちゃん・・・手見せて。」

手?手相かな?

學は言われるがままに結に手を差し出した。それを見た結の顔は青ざめた。

「ちょっとお兄ちゃん! 指のここ怪我してるじゃん!」

やべ・・・。絆創膏っておくの忘れてた。昔俺が骨折した時、結がすごい取りしてたのを見てから怪我は一切見せないようにしてたのに。

「あ、本當だ。あとで絆創膏っておくよ。」

とりあえずそう言うしかなかった。下手なことを言うと怒られるんだよなぁ。それがまた長い。それに正座されるから足が痺れるんだわ。

そう思っていると結がいきなり手を摑んできて口に運んだ。

「んっ!・・・ちゅ・・・ちゅぱ・・ペロっ。」

「うわぁぁぁぁ! 何してんだよ結!?」

舐めてきた! なんか舐めてきた! すぐに口から出したけど・・・結の口の中暖かかったな・・・。

「何って怪我を早く治すための処置だけど?」

「確かに唾に含まれるヒスタチンは傷を早く治す効果はありますよ! でもそれだと結の口に菌がり込むだろ! そんなのはダメだ!今すぐ吐け!」

本當に菌がり込むから汚いって。なのに結は飲み込んだよ。・・・何故だ?

「えへへ・・・飲んじゃった。それにお兄ちゃんの怪我を治す方が先でしょ! 別に菌ごときなんでもないよ。」

「分かった分かった。俺が間違ってました。手、洗ってくるから。」

なんか俺の事で喧嘩するとどうしても負けるんだよな。それくらい思ってくれてるのかもしれないけど。・・・ストアで絆創膏買うつもりだったけど、回復魔法使えばよかったじゃん・・・。地球の生活が染み込んじゃってるな。早く慣れないと。

「さて、一応朝作ったスキルも渡したし準備は大丈夫か?」

學たちの向かう先は屋敷周辺の探索である。しかし、人里から離れたこの地は道の整備などされておらず、ただ森があるだけだ。その森は不気味な雰囲気を漂わせている。普通1人では怖くてれないところだろう。

そのことから結局何人いても怖い事には変わらないと思う人が多い。

・・・しかし

「準備いいよお兄ちゃん。」

「じゃあ行くか。」

2人なら何も怖くない。・・・そう考える者もいる。

森にってから30分後2人は目の前にいる存在に戸っていた。

「お兄ちゃん。これって・・・。」

うん。あれだな。地球には絶対いないやつだ。

「スライムじゃね・・・?」

でプルプルしている。ドラ◯エに出てくるあいつだ。雑魚モンスターとしてメジャーな。よくある臓が見えるとかはなく、代わりに目もない。・・・不気味で怖いんだけど。

「今更だけど、魔王がいるんだったら魔もいるはずだよね・・・。」

「魔倒したらレベル上がるのか?」

微妙にゲーム脳になってる俺ら。ファンタジー世界にいる今、心が踴らないわけがない。しかも結も一緒にいるんだ。完璧すぎる。

「よし。殺そう。」

學は躊躇なく、エアガンをスライムに撃った。玉は貫通してスライムはその場で蒸発した。

え?これだけ?もっとなんかないの?・・・とりあえずレベル見てみるか。・・・は?

そこに映し出されてたのはレベルが上がり、ステータスが更新されたものだったが、學が思ってる以上だったため、驚いたのだ。

名前 霧崎 學

レベル 16

HP  1800/1800

MP  800/800

ATK  3100

DEF  3100

もし比例の関係だとしたら、レベルが1上がるたびにHPが100、MP50、ATKとDEFは200ずつ上がるはず。・・・でもたったスライム一匹倒しただけでレベルが15上がるのか。スキルがいいのか、あのスライムの経験値が多かったのか。

「お兄ちゃん。レベルすごい上がっているんだけど・・・。」

「ああ。俺も結構驚いている。・・・今日はもう戻ろう。魔がいたのは正直予想外だ。ここにどれくらい強い魔がいるか分からないうちは、しっかり作戦を考えてから行くべきだ。」

可能は低いと思うが、ここが魔王の拠點の近くとかだったら気が気でならない。その意図を分かってくれた結と一緒に一度屋敷に戻った。

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以下作者のコメント

前も言ったと思いますが、今週忙しいです。明日とか朝の8時までしか書く時間ありません。あとは夜8時とかからですかね。そしてこれから塾です。しんどい。

急いで書いたのでし変かもしれません。すいません。

書くこともないのでまた次回。

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