《妹はこの世界でただ一人の味方》特級魔法
幽霊が屋敷に居座った翌日。する事が何もなかったので俺と結はスキルの詳しい効果について調べることにした。本來であれば山奧で生活していくのだから必要は薄いと思ってたが、本當に何もする事がなかったから。
まずは結のスキルからだ。
「守り神はいつも発されているわけじゃないのは分かってるか?」
「うん。確かお兄ちゃんがスライムに初めて攻撃された時に當たった覚がなさそうだったからその時はスキルの発はされてたと思う。だけど前に冒険者がついてきて殺した時に手を握ってくれた時はお兄ちゃんの溫かさがじられたからその時は発されてなかったと思う。」
「よく分かってるな。正直驚いたよ。」
「私だってただ黙ってお兄ちゃんについていくわけじゃないんだよ。自分だけでいろんな事が出來るようにならないと。」
結がどんどん立派になっていく・・・嬉しいような、頼られなくなって悲しいような。
「そしてここでカラカラの出番だ! 」
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「僕は何をしたらいいんでしょうか?」
「俺に攻撃をしてくれ。そこそこ強めの。遠慮はしないでやってくれ。」
まずどういった時にスキルが発されるのかを確かめる。常時発でないのならなんらかの條件下で発されるのは分かっている。最初は自分のを守りたいと思い攻撃をけてみる。
「では・・・いきます!」
カラカラはその言葉を合図に學に向かって突進してきた。そして學から3メートル離れた所で飛び、當たりをしてきた。
「痛って・・・。」
腕で守ったとはいえ多の痛みはあるな。となると自分のを守りたいという気持ちではスキルの発はないみたいだな。・・・それにしても
「カラカラって意外と力が強いな。」
學の腕が當たった部分はし赤く腫れている。それほどカラカラが強い力でぶつかったということだろう。
「まだまだ強くいけますよ。今ので7割くらいの強さです。・・・けれど実戦ではあまり使えないんですよね。タメが必要なので。」
なるほど・・・。次はカラカラが敵だと認識して攻撃をけてみる。今までの狀況から考えると一番この線が有力だと思う。攻撃をけたスライムも敵だと思ったからな。
「痛って〜・・・。」
ハズレだ。これも違ったみたいだ。いきなり自信を 無くした・・・。
「大丈夫お兄ちゃん?今回復魔法使うから。〈この手に宿る祝福の霊よ  彼の傷を癒したまえ  オールヒール〉」
「ありがとう・・・今何使った?」
「上級回復魔法だけど・・・何か変だった?」
それって回復魔法の一番上なんですが・・・。そこまでするような痛みではなかったんだけど。きっと心配してくれたんだよな。
「ふぅ・・・ありがとう結。おで痛みが引いたよ。だけどあまりそれを使いすぎると気分が悪くなるからやめておけよ。倒れてしくないからさ。」
「・・・お兄ちゃん倒れたの?」
俺がお禮を言った時の結は笑顔だったけど気を失うと言った時の結はジト目で見てきた。
「倒れてはないぞ。・・・ただ気分が悪くなって危なかったってだけで。だけどあれはキツかった。下手したら吐くぞ。」
「いつ?」
「え?」
「いつそんな事になったの?また何かやったの!?」
「何もしてませんよ。本當ですよ。なのでそんなに睨まないでください。」
ちなみに俺がその癥狀になったのは結が瓦礫に埋もれて気を失ってた時なんだが。あれを30回くらい使うとその癥狀になったから多分大丈夫だろうけど。
「さぁて次だ! と言いたいところだけどあの2つしか考えてなかったんだよな・・・。どうしよう。他に思いつかないんだけど。2人は何か思いつく?」
「・・・全然思いつかない。お兄ちゃんが分からないくらいだから私に聞いてもみは薄いと思う。」
「僕も分かりませんね・・・すいません。」
弱ったなぁ・・・。他にどんな條件があるんだろう。他に誰も聞く相手いないし・・・。あ。
「というわけでここに來たのか?」
「何もしてないんだからいいだろ。昨日からいるけどいてすらいないだろうが。ほんとに探す気あるのか?」
こいつ・・・フロは昨日から屋裏部屋にいて寫真を探しているように全く見えない。
「あ〜・・・。なんかこの屋敷に無さそうなんだよ。この前までは結界があって上までの探知ができなくて困ってたんだけど、それがなくなっていざ探してみるとないんだわ。だからこうやって考えてるんだよ。邪魔しないでくれない?」
「〈この手に宿る火の神よ 焼卻の業火を纏い 今こそ力を解放せよ  炎業火〉」
唱えた瞬間學の右手にが集まり、そのがフロに向かいーー壯大な発音が、凄まじい風がした。
次に學たちが見た景は先ほどまでフロがいた屋裏部屋の部分が消し飛んでいた。それどころか、し離れたところにある山が無くなっていた。
「・・・お兄ちゃん?」
「いや・・・ついイラついて・・・すいません。」
つい特級魔法を使ってしまった。言い訳すると怒られそうだからやめとくけどうざいじゃん。あいつうざいじゃん。もうやだ。
「學さん・・・絶対あれ僕に撃たないでくださいね。怖すぎます。」
「ああ・・・気をつけるよ・・・。」
気軽に使っちゃったけどここまでの威力とは・・・。よっぽどな事がない限り使うのをやめよう。そういえばMPってどれくらい使ったんだ?
名前 霧崎 學
レベル 192
HP  19400/19400
MP  9600/9600
ATK 38300
DEF 38300
おおう・・・。なんでこんなにレベルが上がったんだ?176も上がってるな。多分無くした山の中に魔が沢山いたんだな。それにMPが減ってないのをみるとレベルが上がると全回復するのか。これは嬉しいな。HPが危なくなった時には適當な魔を倒しておけばHPも全回復するって事だよな。
「危なっ! なんで特級魔法撃つんだよ!? あれってどんなものでも破壊できるから幽霊の俺でも死ぬんだぞ!」
お、生きてた。
「うるせぇ! お前なんか早く死ぬか仏しろ! 俺らに特がないのに居座らせる必要がないだろ! せめて何か有力な報教えろよ!」
「さっきの條件でも教えればいいのか?」
「分かるなら教えてくれよ。」
「まずスキルというのは必ず保持者が関連してくるんだよ。例外なくな。今回であれば妹が保持しているスキルならなんらかの條件が絡んでくる。そうだな・・・。さっきの話を聞いただけだからあくまで予想なんだが、條件は妹が兄に対してなんらかのを持った時。・・・なんじゃないのか?」
流石に俺より長生きしているというだけあって説得力はあるな。それに考えてないことも思いついてる。仮に予想した通りなら俺ができることは何もないな。結がどんなを持ってるか分からないから
「結。そんなを持ってるかわかるか?」
「うーん・・・。多分心配ってだと思う。スライムもそれくらいの強さか分からなかったし。」
心配してくれてたのか。なんて優しいんだろう。
「じゃあ結は心配しといてく、カラカラは攻撃してくれ。」
「うん。」
「それでは・・・いきます。」
學は突進してくるカラカラを手で守ろうとしたが、さっきまであった痛みはこなかった。
「よし。功みたいだな。ありがとう結、カラカラ。」
「どういたしまして。」
「全然大丈夫ですよ。」
「あれ? 俺にお禮は?」
とりあえず1つは分かったな。どこからか誰かの聲が聞こえたけど誰のだろう。
「さて・・・屋を直すか。」
自分でやったこととはいえめんどくさいな・・・。
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以下作者のコメント
お久しぶりです。31から4まで長野にいました。4日は朝だけですけど。3日は長野のどっかの湖でワカサギ釣りに行きました。朝の4:30くらいに家を出て7:00から釣り始めました。が、全然釣れませんでした。一回10:00くらいにピークが來たんですけどその時に70匹くらいしか釣れませんでした。10:30から最終の3:30まで一匹も釣れませんでした。
長野でしでも書こうかなと思ってしてたんだけですけど通信量がかかりすぎて全然出來ませんでした。1日とか400MBも使ってしまいました。
それと暫く開いてなかったんですけどフォロー數が500を超えていました。有難う座います。とても嬉しいです。
あと詠唱を友達と考えているんですけどこれが恥ずかしい。それに矛盾點があるかもしれないという不安がやばいです。そこらへんはあまりれないでください。コメントして來たら作者を1発で倒せるくらいの威力を持ってます。
それではまた次回。
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