《妹はこの世界でただ一人の味方》ラジック
學が特級魔法を撃つ僅か數分前の山
そこには魔王軍の13人の幹部である1人の魔族とその部下である鋭の魔族30人がいた。この31人は今回人間領を奪うための拠點作りの下見に來ていたのだ。全員が気配遮斷を持つ上に、実力も折り紙つきな為人間には見つからずにここまで來ることができたのだ。
「ラジックさん。ここから15kmほどで人間領の端っこに著きます。」
「よし。全一回止まれ!」
ラジックと呼ばれた魔王軍幹部の男が聲をかけるとたちまち30人の魔が集まってきた。みんな彼に忠誠を誓った者たちだ。ラジックは幹部の中では一番弱いが、部下からの信頼は一番強く、魔王軍の中の人気者である。
「ここからが正念場だ! 魔王様が新しく正しい國を作るのに必要な地形を一個でも多く見つけるのだ!」
その一言だけで魔族たちの雰囲気は一気に迫した。任務は確実にこなすのがこのグループの使命だと全員が理解しているのだ。
「よし!作戦開始ーー」
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そこで彼らの意識は消えた。
「しっかしあそこまで経験値るとか魔王の幹部でもいたのかねぇ・・・?」
學が屋の修理をしている最中。不意に結に尋ねていた。
「どうだろう?お兄ちゃんって時々規格外のことするから案外そうかもね。」
もし魔王軍の幹部倒していたら世界平和に一歩近づいたって事だよな。俺は救世主だ。・・・自分で言ってて悲しくなるな。
「あ、木材きれそう・・・カラカラ。適當に木を切って持ってきてくれないか?」
「分かりました。すぐ取ってきますね。」
ー數分後ー
カラカラは用に手を使って1mほどの木材を2つ運んできた。さらに黒い石のようなまで。
「學さん。木材持って來ましたよ。・・・それと道中これを拾ったんですけど、何か力がありそうなじがして。」
そう言って渡してきた。うーん・・・大きさは直徑20cmってところか。そこらへんのある石よりし大きいって想しか出てこないな。力もなさそうだし。まず力ってなんだよ。
「そういえば鑑定ってスキルがあったな。全然使ってないから忘れてた。」
というわけで早速使ってみた。
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ラジックの魔石
魔王軍幹部の13人のの1人であるラジックの魔石。この魔石は純度が高く、市場に出せば數萬はすると言われるほどのレア。しかしまだ一度も出回ったことがないため詳しい事は分からない。
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本當に魔王軍幹部倒してたよ。やったね。世界平和に一歩前進だ。
「なんか・・・本當にお兄ちゃんって凄いね。」
「いや、完全に偶然だろ。まあこれは大事に取っておくか。カラカラ。ありがとう。」
「元々學さんが倒した者ですよ。お禮を言われるほどの事ではありません。」
カラカラは健気だなぁ。・・・せっかくだからこの魔石ってやつコンプしたいな。よくよく見たら結構黒の沢がいいし、結のアクセサリーにちょうどいいかもな。
遠くから人の聲が聞こえたのは學が山を消してから1時間後のことだった。
「おいこっちだ! 急げ! 」
聲の主、そして後ろにいるのも冒険者。合計でおよそ100人。それが屋敷の方向に進んできているのを最初に気づいたのは學だった。
「なーんかゴミが紛れ込みそうだな・・・。結。ゴミの排除してもいいんだけど、いきなりするのはどうかと思うんだよ。だからほとぼりが冷めるまであの街にいないか?」
「え?ゴミが紛れ込むの?・・・本當だ。あそこに群がってるね。じゃあこの屋敷もしまって行こう?私達の家を見られたくないから。」
「よし。じゃあ決まりだな。修理はまた今度すればいいや。」
決まったらすぐに行だ。まず修理に使っていた道を全て収納する。そして次はフロを探した。
「フロ。いるか?」
聲を発してから10秒ほど経つと壁からフロが出てきた。・・・便利だなそれ。
「なんだ?」
「特級魔法撃ったせいでゴミが集まってきてる。ほとぼりが冷めるまで街にいるつもりなんだが、その時この屋敷は収納する。お前はどうすればいいんだ?」
「あ〜・・・。じゃあここにいるわ。上空4000mくらいにいるから、戻ってきたら上級魔法撃って。それで気づくから。」
「分かった。1分後にはしまうから出ておけよ。」
話終わるとフロは壁をすり抜けて上へ向かった。・・・俺も使いたいな。ってそんなこと考えている暇なんてなかった! 
急いで家を出ると結とカラカラはもう準備ができていた。
「ごめん。遅くなって。」
學は謝りながら屋敷を収納した。
「そんなことないよ。今來たばかりだしねカラカラ。」
「ちょうどだったので良かったです。」
ならいいんだけど。さて。ゴミどもは今どこに・・・?ここから約400mの地點か。
「意外と近くにいるから強化を使って回り道をして街に向かおうか。カラカラは俺が連れて行くから。」
「わかった。」
「ご迷をおかけします。」
「よし。行こう!」
まずはゴミに見つからないようにしないと。・・・回り道をするしかないのか。よし。スピード上げるか。
結局學たちは誰一人見つかることなく街に著き、ることができた。
「じゃあ宿でも探すか。」
「うん。だけど約束はまだ有効だからね。忘れないで。」
約束って許可なしで異と話すなってことか。
「もちろん。だけど結もだからな。」
「分かってるって。」
俺は近くにいた男に宿の場所を聞いてそこに向かった。名前は[フェンス]というらしい。最初に聞いた時あのフェンスを連想してしまった。
「いらっしゃい。フェンスへようこそ。」
対応して來たのはし年をとったおばさんだった。けれどどことなく親しみやさそうな雰囲気をまとっていた。まあ喋らない俺には関係ないが。
「ここでお兄・・・彼氏と泊まりたい。一泊いくら?」
「そうだね。一泊40銭なんで食事は一食10銭だよ。」
安いな。いや、高いのか?・・・まあなくとも俺からしたら安いな。
「學くん。何泊する?」
「そうだなぁ・・・まあ最初は10泊くらいで様子を見てどうするか後で詳しく決めようよ。」
「うん。じゃあ10泊で。」
「はいよ。食事は朝の7:30晝の12:30夜の7:30に來て注文しておくれ。その時に10銭貰うから。・・・えーっとお二人の部屋は3階の302號室だね。あんまりハメを外すんじゃないよ。」
俺たちはそれに答えずに3階に通じる階段を登ってった。全く結に何を聞かせてるんだよ。結は純粋なままでいてしいんだからそういう知識は教えてないんだぞ。・・・學校の保健授業で教わってるか。
そう考えながら部屋にるとどう考えても男があの行為をするためにあるようなベッドが1つ置いてあった。
あのババア殺してやりたいな。
「結。あのさ・・・結?おーい結さん。」
なんかベッド見てずっと固まってるんですが。仕方ないな。こちょこちょこちょ
「ひゃあ! ちょっとお兄ちゃん! くしゅぐったい! やめて! 」
大丈夫そうだな。
「結。どうしたんだよボーッとして。熱でもあるのか?」
「あ、ううん。ごめんなさい。心配させちゃって。」
しょんぼりしている結って別格に可いよな。一番可いのは笑ってる時だけど。
「調が悪くなったらすぐ言えよ。・・・まあ今は回復魔法あるから多のことでは寢込まないと思うけど。」
「うん。ありがとう。」
うん。その笑顔が一番可いし、似合ってるよ。
ちなみにカラカラは空気を読んで外に出ててくれた。あとでお禮としてお菓子をあげといた。
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以下作者のコメント
今日は友人とフリータイムでカラオケです。なので夜に・・・まあ朝の2時くらいですが半分くらい書いていました。
ちなみに友人は東◯の歌を歌ってます。作者はアニメ全般ですね。
そういえばこれって作者が書きたいように書いてるだけなんですけど、面白いとは思えないんですよね。しかもフォローするほどなんてもっての他というか。面白いとじられる方がいたら嬉しいんですけどね。
しぶとくノベルバランキングの日間に殘ってますよ(笑)週間とか月間だったら普通にいるんですけどね。
次回は明日ですかね。それではまた。
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補足
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作者のことは嫌いになってもラジックの事は嫌いにならないでください!
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