《魔滅の戦士》種魔

(始祖を殺して自分も死ぬ。)

それが天音にできた最終目標。

始祖の悪魔を殺すと、全ての悪魔が消滅すると言われている。確証はないが、何千年も前からの言い伝えだ。

あれから天音達は任務をこなしながら旅を始めていた。

始祖の悪魔直屬の6の悪魔。種魔

そいつらを見つけ出し、力づくで城を聞き出す。種魔達はいつどこに現れるか分からない。故に探し出すことが困難だ。種魔を見つけ出すための旅。天音達はそれの真っ最中だ。

あれから生活が急変した。人間の形をしているが、人間の食べを食べられない。口が拒んでいる。人間がゴキブリを嫌悪するのと同じようなじだ。

食べることは出來ないが空腹は來る。

何を食べれば空腹を凌げるか?人間を食うなんてことはできない。人間だったものが悪魔になったから。生きるためだからという理由で人間を食えるはずがない。だから

悪魔を食べた。元は人間だが、悪魔は悪魔。最初は抵抗があったが、慣れてきた。やっぱり気持ち悪いけど。生きる為に敵を食う。理的に。

そして、排泄が無い。食ったものは細胞レベルの大きさまでに分解され、吸収される。

まだまだよく分からないことは多いが、とにかく不便で仕方がない。

任務をけ、達し、椎名を街や村まで送り、自分は人に気づかれにくい場所で野宿。これが意外とキツイ。毎日ふかふかの枕で寢ていた若い男にとって、地面のい枕で寢るのは辛すぎる。蟲も寄ってくる。達も。あちこち刺されたり噛まれたりするが、ちっとも痛くない。痛くはないが、噛まれている。刺されているという覚はある。だから寢られない。悪魔にも睡眠は必要らしい。毎朝がだるい。起きたら椎名と合流し、次の目的地を目指す。

こんな生活を2ヶ月くらい続けているが、一向に種魔が現れることは無い。

種魔が現れるとすぐに分かる。辺り一帯が紫の空に包まれる。強大すぎる力のせいで。そう、こんなじに。

こんなじに?

2ヶ月追い求めて、ついに天音たちの付近に種魔が現れた。

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