《【完結】辛口バーテンダーの別の顔はワイルド曹司》7.これも雨宿りと言えるのか
「道香、寢るならベッドで寢ろ」
「へ?」
マサは風呂上がりのラフな格好で、髪を下ろし、ソファーに座る道香を見下ろして、ペットボトルを持っている。
「寢ぼけてんのか?雨まだ酷いから、眠いならベッドで寢とけ」
「渇いた」
「これ飲んだら寢ろ」
け取ったペットボトルの蓋を開けてを鳴らしながら水を飲むと、道香は変な寢方をしたせいで凝った背中を捻ってばした。
「マサさんは?寢ないの」
「俺はやることがあるから、お前はさっさと寢ろ。雨止んだら起こしてやるから」
「ん。じゃあベッド借りる」
ひたひたと足音を立てて足のままベッドルームに移すると、いつもと違う誰かの匂いがするベッドにし張した。男の人の匂いがするからだ。
「枕変わると眠れないとか言うなよ」
「違うよ」
ソファーに座って水を飲むマサに曖昧に笑うと、気不味い恥ずかしさを隠すようにベッドに潛り込んで布団を目元までかぶった。
マサはノートパソコンでなにか作業をしている。真剣な眼差しでキーボードに指を走らせる音が心地好い。
寢返りを打って視線を外すと、部屋の中に視線を走らせる。壁際の大きなクローゼット意外になにも見當たらないので、中に々としまい込んでるのかも知れない。
窓の外にはリビングからL字型に続く広いバルコニーが見えた。
再び寢返りを打ってリビングを見る。マサはノートパソコンに向かってまだ作業をしているらしい。時々雷鳴が響き、叩き付ける雨の音に耳を傾けていると道香は眠くなって、慣れないベッドでうとうとし始めた。
ほぼ眠りかけたところに、カーテンが閉まる音がして、ベッドが軋み、人が隣に橫たわる熱をじた。
「ん……」
「悪い。起こしたか」
「用事終わったの?」
「ああ。それより今日一日雨らしいぞ。警報出てる」
「そうなんだ」
「今日用事とか無かったのか?」
「ないよ。マサさんこそ」
「俺は眠るだけ」
腕を用に曲げてストレッチのようにびをすると、お前も早く寢ろとマサが言う。
「悪いけど客用の布団とかねえから同じベッドで寢るぞ。ソファーで寢ると肩凝るんだよ」
「ん。大丈夫」
ニッと笑うと道香はマサの方を見て、なんか話でもしてよとねだる。
「散々話しただろ。いいから寢ろ。俺も疲れてるんだよ」
目線だけを寄越すと、マサは片腕を額にあてて天井を見つめながらゆっくりと目を閉じる。
なんだかんだ理由をつけてなし崩しに抱かれるかと思っていたが、どうやら本當に眠るだけらしい。道香は殘念なようなホッとしたような複雑な気持ちで目を閉じて襲ってきた睡魔にを委ねる。
ベッドの中で行き場に困っていた道香の手がマサの腕に當たる。ごめんと謝ろうとした矢先、何も言わずにマサはその手を握って指を絡ませた。
ドキドキバクバクと心臓がうるさく波打つ。
けれどそんな道香と対照的にマサは規則的な寢息を立て始めた。
「なんだ。やっぱり遊び慣れてるのか」
小さく嫌味のように呟くと、一人張しているのがバカらしくて、道香も早々と眠りに就いた。
あれ、なんで俺こんなに女子から見られるの?
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