《最弱能力者の英雄譚 ~二丁拳銃使いのFランカー~》

2016年、事象改変、即時回復、即時再生、即死回避、オールフィールドコネクト。

全て手にれるため、作戦を実行する。

全ては世界のために。

結局は自分のためだった。

まあそんなことはどうでもいいだろう。

そして、挑んだ相手がこいつ。

最後に佐部タスクに勝つ存在。

不可逆の擔い手。

森タスク。

ただの引きこもりニート。

目が死んでおり、顔も日本人なのに真っ白な男である。

こんな生が同じ年齢なんて有り得ない。

きっと何かがあったはずだ。

「俺は語が収束する前にやってきた」

時空警察みたいだな。

それは、膨大な時空をただ真っ平らにするために派遣された未來の人間の在り方。

基本人間は型にはまっていく生であるが、時にハマらなく突き抜けた人間がいる。

しかし、そんな人間を簡単に、次期早々に長を促して、歴史の波からは完全に消していく。

時空警察みたいなことを言ってみた。

則事項だから、笑うなよ」

「は、はい、でも則事項ってどういう意味?」

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「言えないことが沢山あるんだよ」

「怖いこと沢山ある人生ってことですか?」

「いや優しい世界に戻す。まあ俺はそんな世の中よりもこの語がそのまま作られたらそれはそれでいい」

「じゃあ、マイを救うためにあなたは邪魔ですね」

「そういうことだ」

相手から何もじ取れない。

明らかに殺し屋としての能が高すぎる。

、どうしたらこんな人生を歩めることになるんだろうか。

そして、強化、反応速度が異次元の能であると理解した。

と、観測していると、莫大なルートが見えてきた。

なんだこれは、全方向から攻撃?

笑えない。

萬象全てからの攻撃。

そりゃ史実どおり、佐部タスクの弱點をつけるわけだ。

不可逆は全にして個、個にして全の攻撃パターン。

全ての事象をれる。

意味がわからない?

俺の方がわからない。

殺すことは可能、しかし、手數がわからない。

つまりは一歩いたら負け。

ここは……

「どうしても、同じ世界なのに、似ているひとを倒すことが出來るんですか?」

マイ……

ほう。

納得されてしまう。

「もう、もう一人のタスクは力盡きて……爭いなんてやめてよ」

マイ!

笑えない。

ただただ笑えない。

君はこの世界の主人公だ。

疲れ果てたきみには、ずっと夢の中でいい。

「殺されるくらいなら世界壊した方がずっといい」

人格破綻者。

こいつは大になれる。

そりゃ世界が終わるだけだ。

そして、魔力を使い佐部タスクを強化、そしてなによりも共に戦う仲間を作った。

こいつはプログラムがインストールされている。

支配下に置けば最高傑作になるだろう。

「ま、マイ、最後に救われるんじゃないか。あれ俺は死んだはずじゃ?」

「僕が蘇生させたんだ」

「仲間ってことか、まあいいか」

リンク完了。

力を與えた。

未來を越える力。

「未來が見えただろう」

悲しそうな顔をしていた。

何を見たのかミッシングリンクした。

「そうか、俺が死んだら世界は終わるのか」

よくわかっている。

最後には爽やかな顔になっていた。

「俺と似たような格、顔まで一緒なんだが一お前は何者だ」

壊れていた。

明らかにウロボロスの力を使い続けている。

たとえ、世界が壊れたとしても、こいつだけは生き殘るだろう。

だからやんわりと。

「大丈夫、お前の味方だよ」

「ST-00の現だな」

「ようわかった」

笑えない。

同じ人間同士戦う。

まあどこも一緒か。

「あのまま、自衛隊に行ってもよかったんだよ」

「「俺に言ってるの」」

「ややこしいな」

同じ世界に三人タスクがいるだなんて。

すると後方に立っていたのが佐部。

「この先のことも知ってるんだよ!」

「お前を救いたい」

「結局マイとの別れが悲しいのも、俺が頑張ってきたのも、全部無駄になるんだろう?」

クソッタレが。

全部知っていたのか。

「病的なのがわかった」

「でもよお、クソがあああ」

「俺が助けにった」

壊れた、気づいた。

幾千もの戦いを通じて、こんなことになるだなんて。

戦いに向かない格だ。

いずれどんな戦闘気質な人間もこうなるんだろう。

「どうする? 寢取るか寢取られないか、戦う決定権をお前に預けた」バフをかけた。「一緒にやれる」

「わかったよ最高な未來のために」

するとイレギュラーが現れた。

「お話をしているところすまない」

カミハ。

全ての管理者。

決定的にこいつがやり直しを図ろうとしている。

しかし、その中に笑顔が見えた。

「発期の犬のためにか、君は一誰なんだ?」

「てめえ、俺が発期の犬だなんて意味がわかんねえだろうが」

「全て俺、そして天野路夜久を倒すためだ、そして何よりも、森タスク君にマイは渡せない」

全員が俺のことを聞いて仰天していた。

「そうだ話をしよう。TRUE元の世界、別世界のことの話だ。このFALSEの世界ではお前はもう世界を何度も壊しかけている。世界に均衡を保つためにできたが、結局は自分自を強化するためだけにお前は世界をやり直す」

真実を話した。

つまりは佐部タスクが管理者になるのも見越していた。

因果を逆転させてやる。

「なら、俺らに任せろよ」

最後に佐部タスク、お前、あの時……

泣いてたじゃないか。

「マイと離れ離れになるのが嫌だったんだろう」

「マイは、そんなことは……」

マイちゃんに語らせよう。

「マイちゃん気づいたんだろう。この世界はあなたのゆめだったって」

マイは頷いた。

全てを達観視していた。

「でも、それでもぉおおお、ごめんなさいタスク、あなたたちに言ってるわけじゃない、このボロボロになったタスクのことを言ったのぉおおおおおおおおおおおお」

泣きんでいた。

「夢から覚めてきたのも、こんなに苦しい現実だなんて」

悲しい、ただただ悲しい。

この子もわかってたのか。

じゃあ不可逆の擔い手がどう思っているか。

「じゃあ何をするためにこの場所にきた、森タスク?」

「この世界をなくせば、この世界ごと新しくなり、最高の人に出會えるって聞いて」

「馬鹿だった」

よし、終わりだ。

「未來のお前はもっとマイのことを気にかけているぞ」

「わかるよドストライクだから」

「「俺のマイだ」」

しょうがない、ではそういう世界にしなければならないね。

そして一年後、マイはタスク達に囲まれて笑顔で笑い合っていた。

TRUE end

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