《小説家の作詞》『朱い空に』

詩うたを書いた

君のために

いつか僕の詩うたが

遠い君の心に屆くかな

出會いは

中途半端な頃

僕の言葉が好きだと

君から話しかけてきた

僕には難しいからと

斷ったけど君は続けた

僕が折れたら

君の笑顔が輝いた

詩うたを作る

君と共に

いつか人の心に

僕らの歌が矢で貫く日を

最後も

中途半端な時

お前の歌がなんだと

機に葬られていた

僕に心配ないからと

強がっていた君は泣いた

糸が切れたら

僕の涙が輝いた

君が死んだ

僕のために

僕のエゴが招いた

せめて贖罪しょくざいの懺悔ざんげを

君の形見を

強く握りしめ

世界に復讐してやる

朱い空に嘆いた

詩うたを書いた

僕のために

君のために

君の夢見た結末を

だなんて

とうの昔に枯れ果てて

ずっと見守っていて

僕が葉える日まで

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