《小説家の作詞》『殺意ブーメラン』

め合いの

いらない人の王冠

暗いお墓に送還

でもそれはただの傲慢

生きることにさえ疑問を抱き

ハサミでリストをカットした

それでもこうして

息を吸うのは

何が足りなかったから?

死にたいと思ったって

僕はとっくに殺されて

今をのうのうと生きている

命のことを知ったって

僕はとっくに殺されて

今日を怠惰と生きている

消えた明るい

必死に逃げた守り

孤獨に固めた氷

自分が星だと傲おごり

命がなんだと殺意を消せず

自分と以外を隔離した

それでも信じて裏切られるの

って何だっけ

死にたいと思ったって

僕にとっくに殺されて

忌みの意味を見失った

命の意味知ったって

僕にとっくに殺されて

何もかもを投げ出した

命が儚いというのなら

僕も尊く扱われるべきだ

だけど

見捨てられてしまった

死にたいなんて思うな

命全てに価値がある

僕が証明してみせよう

今はまだ小さい力でも

いつか必ず救いだす

だからせめてそれまで

命を捨てるな

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