《小説家の作詞》華草』(れんげそう)

初めてのだったから

別れたくない訳じゃない

用な君だったから

いつまでも隣りにいたかった

今も怖くなって

噓はつかない

離れるのが嫌なんだ

一人で揺れる蓮華草

夜に憑かれて眠れない

2番目なんて高みはしない

蛍が私を嘲笑う

待ってるだけじゃいけないの?

君を待ちわびて

そんなの分かってる

優しくしかったから

泣きたくない訳じゃない

ただただ泣きじゃくって

君の思い出に浸りたかった

君をしたって

君は知らない

ねぇどうか離れないで

畔ほとりで枯れる可哀想

寄るに疲れて眠りたい

3番目でも張りなのかしら

私の想いは枯れないわ

君の隣りにいるだけで

私の心は満たされていくの

畔で揺れる蓮華草

君に憑かれて眠りたい

君だけの為の一番になりたい

私は枯れぬ蓮華草

一番になるまで眠れない

枯れてしまいそう

どうか水をかけて…

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