《小説家の作詞》『深海と幸せⅡ』
されたかっただけなんだ
かけがえのないあの人に
救われたいこの気持ちは
いつか雲に乗って消えるかな
ぬるま湯付きの家に引き込もり
殘酷な切り傷を生み出した
近な村先に滅ぼして
大空見上げたこの気持ちを
「現実を見な」と蔑んだ
いつだって獨りの夜が
誰かの優しさに包まれて
幸せになれる日がくるだろうか
大嫌いだ
こんな僕なんて
簡単に散ってしまえばいい
自分の足で立つことさえ
遠くへ遠くへ消えたから
自分を殺めた殘酷さを
セールスバルーンと一緒に飛ばした
の空く悪夢のような日々が
三寒四溫みたいな平和に
なることをちょこっと期待した
いつからか泣きたい夜が
誰かの幸せに包まれて
僕は笑えるようになっていた
大嫌いだ
慘めな僕なんて
認められることなんかない
何をしようとしたとしても
何にも出來ずに終わるから
悲しくて泣いてないもん
生きているから泣けるんだ
そういうあなたも同じでしょ?
ねぇ助けて
闇に墮ちた僕を
輝きに満ちた世界に
またあの日のように笑って
しく駆け回れる時までさ
だけど僕は深海魚だから
ゆっくりゆっくり引き上げて
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