《お人形令嬢の私はヤンデレ義兄から逃げられない》10歳と12歳(レイモンド)

僕はレイモンド・オルガ・ゼルランドール伯爵家の三男坊としてこの世に産まれた…。正確に言えば…僕は本當は父が他所のの人との間に作った子で仕方なく引き取り育てられた。父は僕をして無かった。冷たい視線で僕を見ている。継母は父との間に兄を2人育てていたから僕は兄達とが繋がっていない。

本當の母親の事を聞いて見たら別の男の人と逃げてしまったって。僕を孤児院にれない事をありがたく思えって言われた。

兄達や継母からめられ嫌われる日々でそれが當たり前だった。僕は皆のストレスなどの吐口に過ぎなかった。

使用人達も僕を疎んでいた。口を聞く者はいない。

ご飯は皆の後の殘りで屋裏部屋でボソボソ食べた。服もお下がりのボロボロとほつれたものだだた。

暗くて埃ぽくて寒いそこが僕の場所だった。

も傷が痛く眠れずにいた。

裏部屋でしくしく泣いた。

そんなある日に親が捕まった…。とても悪い事をしたらしい。領民の収めた稅金を勝手に使っていたらしい。伯爵位を奪われゼルランドール家は取り潰しになるらしく僕の屋裏部屋に居られない。兄達とこれから暮らすのか?人手前の兄達は僕を面倒見る気は無いと思う。

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そうしたらある日…ハリスさんと言うおじさんが僕を訪ねてきた。

僕は路地裏で蹲って乞いをしていたんだ。

「やぁ、うちの子にならないか?レイモンドくん。々調べさせてもらったよ。酷い扱いをけてきたんだね」

とふわりと抱きしめられた。瞬間…この生活に終わりが來るんだと思ったら勝手に目から熱い水が次から次へと出てきた。嗚咽を上げ泣きじゃくりみっともない姿だかハリスおじさんは頭をでてくれた。

気付いたら馬車の中だった。眠っていたらしい。

「どこへ行くの?」

僕は一瞬どこかへ売られるのかと思った。

「さっきも行ったろ?うちはね?長男がいないんだ。だから君はうちの子になり私の後を継いでもらいたい。私はハリス・ド・カークフィールド侯爵だ」

と言うのでビクリとした。侯爵様だったなんて!

僕!大変な失禮を!?

と思っていたけど

「怖がらないでいいよ、レイモンド…。うちの子になってくれるかな?そうしたら妹ができるよ」

「いもうと…」

僕は義妹ができる…。そしてまたそこでめられて屋裏部屋に押し込まれ食事も末な殘りでボロボロな服で皆から嫌われて鞭で打たれて…

そんな日々がまた來るのだろう…。

僕は怖かった。ただ怖い。

そして馬車に揺られ眠りに落ちた。

気付いたら僕は綺麗な部屋のベッドに寢ていた。服も清潔で綺麗なものでもいつの間に拭かれたのか綺麗になっていた。魔法か何かと思ったけどこんな綺麗なベッドにいたら怒られると急いで降りて床に座った。

そうしたら使用人が來て

「まぁ!何をしているのですか?そんな床に…」

「ひっ!ごめんなさい!!床に座ってすみません!」

と謝ったら

「ええ?」

とキョトンとされた。

どうしよう打たれるのかな?

「どうしたんだアメリ。おや?目が覚めたかいレイモンド…。なら丁度いい、君の妹になる子を紹介しようと思う…おいで」

と手を出してきた。摑んでいいかわからない。

だから服の端を持った。

廊下も広く調度品はたくさんある。

ある部屋の前で止まり

「ここだよ。大丈夫だからね」

と優しく言われた。

そして僕は部屋の中にいたとても綺麗なお人形のようなの子に目を奪われた。

僕と同じような黒髪に蒼の瞳だけど所作が綺麗で綺麗な聲にただ驚いた。

い…。

こんな綺麗な子が僕の妹になるの?

どうしよう、が熱い。震える。僕はお人形に心を奪われた。妹に対する気持ちなど持てなかった。

だって僕は初めてこの子に嫌われたく無いと思ったんだもの。嫌われるのは當たり前だと言うのに。

ハリスおじさんは

「レイモンド…怖がらなくていいよ?ここには君をめるものはもう何もないのだからね?」

と言ってくれた。アリスと言うの子も優しい目つきをしていた。

夕食の席ではとても味しそうな大きなおがお皿に用意された。え、これ…僕のぶん?

僕が一人で食べていいの?思わずがゴクリとした。

そして

「さぁ、食べていいんだよ?」

と言われたが僕は主人より先に食べたらいけないものだと思っていた。するとアリスが

「…いただきますわ」

と食べ始めた。僕はそれを見た後で恐る恐る震える手でカタカタフォークを使い口に運んだ。とても味しい味がした。今まで食べてた殘りと全然違う…。

一口食べて二人が食べるのを待っていると

「レイモンド…自由に好きな時に食べていいんだよ?私達を待たなくても…」

と言われた。僕はとんでもないと首を振った。

しかし…アリスは

「レイモンドお義兄さま…。明日一緒に遊びましょう!?この家に來たばかりだからいろいろ侯爵家を案してあげるますわ!」

と言うので僕は信じられないと思い頭を下げた。

ハリスおじさんは苦い顔をして笑っていた。

僕はこの家の子になったのか?

綺麗な部屋で考えた。味しい料理、とても綺麗なお人形みたいなの子…優しいお義父様…。

噓だ、僕は今夢を見ているの?

すると使用人がノックしてから

「坊っちゃま…お風呂が用意できましたよ?綺麗に洗って著替えましょう」

と言ってきたので青ざめた。

中の痣や傷跡を見られる!!?

無理だと泣き逃げ出そうとした。

「やだ!やだぁ!來ないで!來ないで!一人でやります!一人でやりますから!!お願いやだぁ!」

と喚いているといつのまにかそこにアリスがいた。

僕はアリスにお風呂にるよう言われ一人で出來るからとの痣を隠すようにお風呂場へ続く所に逃げた。

バスタブにはお湯が張っていたけどらなかった。汚したら怒られる!ささっとお湯をにかけて直ぐに著替えて戻るとアリスに早過ぎると驚かれた。

ベッドで寢ていいと言われたけどあんな豪華なベッドに寢ていいのかな?とい斷るとアリスは持っていたクマのぬいぐるみを僕になんとプレゼントしてくれたのだ。

信じられない!僕がプレゼントを貰うなんて!!初めてだ…。

そしてアリスは僕の頰にお休みのキスをくれた。僕は驚いてビクッとした。顔が熱い。

もドキドキしてしまう。

僕はアリスが行って一人になると悶えた。

初めてキスをされた。頰に。

クマのぬいぐるみからアリスの匂いがした。

「アリス……」

僕はこのをまだ知らなかった。

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