《お人形令嬢の私はヤンデレ義兄から逃げられない》13歳と15歳(レイモンド)

2年経った。

僕はこの家に順応してきた。

本を読む許可も得られて今までらせて貰えなかった綺麗な表紙の本をたくさん読ませて貰ったし、僕はこの家の跡取りになるのだからとたくさんのマナーから貴族の振る舞いや領地経営など勉強をたくさんした。

今までさせてもらえなかった知識を得る事に喜びをじていたけど、一番理解できたのはアリスへの心だった。僕はこのだと知識で學んだ。語の本もあったからだ。

でも世間では妹になんていけない事だと知ってた。でもお人形ならでていいんじゃないかな?

お人形…アリスは僕の可いお人形なんだ。妹じゃない!妹にしなければ…。

そう思い彼に付き纏いべったりとした。お膝に乗せて可がりらかな頰にキスを落としたり…彼は大人しくしつつもそんなに拒まれなかった。僕は安心するけどたまにアリスは

「お義兄様?もう15ですわよ?人も近いのに妹離れしないといけませんわ」

と言う。

「妹?………ああそうだね。僕の可いお人形さん…」

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「私はお人形ではありませんのよ?」

と言われ心が黒く染まっていった。堪らない恐怖が訪れる。捨てられる!!

「…お人形さんも僕のこと捨てるの?僕のこと嫌いなの?」

と言うとアリスは慌てて

「うう、そ、そんなことはありませんわ!私お義兄様を捨てたり嫌ったりしませんわよ?」

と言うから僕は口元を緩めた。そう言われると思い僕は打算的な奴だなと思う。

「ふふふ…ありがとうアリス…。僕の可いお人形さん。大好き。大好きだよ!一生離れないでね!」

と言い頰にキスをする。好きだよ。僕のアリス。僕のお人形さん。僕…君に夢中なんだ。

しかし來年からアリスと離れて學園に學させられる。離れ離れだ。その期間を埋めるように抱きしめる。

最近お義父さまが僕に見合いや婚約話を持ってくるようになった。大変嫌だった。僕にはアリスがいるのに!

そう言うと妹だからと言われた。當たり前だけど妹と結婚できない。が繋がってないけど…でもアリスは僕のお人形さんでその事を言うと僕はおかしくなりそうになる。

お義父様がアリスもいずれは他の男と結婚すると言うのに僕の頭はパンクしそうでパニックにり過呼吸が起こり始めた。

「……やだ…僕からまた取り上げるの!!?僕には何も無いのに!!また!!何もかも取り上げて…鞭で打つんだ!!腫れてが出て蟲が來て!!笑われる!!怖い!!暗い!!辭めてーーー!!!」

やばい!いつもの発作だ!!苦しい!!嫌なことが脳裏に浮かんでは消え浮かんでは現れる。

昔兄が要らなくなった人形を捨てたのを見て僕はそれをこっそりと拾ったら兄に見つかり取り上げられて継母に勝手にゴミを拾うなと打たれた。僕は何にも與えられなかった。もゴミさえも。

その日は手が腫れたままが滲み手當てされないまま配置され蟲が沸いたのを見て僕は危うく死にかけた記憶があった。治療は一応されたがあの時の恐怖はしっかり染み付いていた。

「レイモンド…しっかりなさい!!レイモンド!!大丈夫かい!?安心しなさい!お前を苦しめるものなんかない!!」

「はあっ!!はあっっ!かはっ!ううう…げえ…!…はぁはぁ!!ふううあう!!」

辛いよ。苦しいよ。嫌だ…。気持ち悪い。

心臓がバクバク言う。

僕は苦しんだ。アリスの事が好きだけど許してもらえない。僕はアリス以外と結婚なんてできない!僕からお人形を取り上げないで!!

僕は毎週神のカウンセリングをけている。リラックスするオルゴールを先生が聞かせながらお香を焚いたりお茶を飲み會話をする。

中年の男でゆっくり話してくれるメイデン・ルーマリウス先生だ。

「レイモンド坊っちゃま…貴方は過去を忘れていい。今を生きる事が大切です」

いつもそう言われ僕も頑張って忘れようとするけど時々部から黒いものが溢れてくる。

お義父様は…僕とアリスを引き剝がそうと早く僕と婚約話を立させようと頑張ってらっしゃる。

…僕は悪い子だな。

反省してるその時にある日夕食の席でお義父様がいきなりを吐いて倒れた!!

「きゃあああ!!お義父様!!誰か!早く早く醫者を!!」

アリスのび聲や使用人達のバタバタした音が響く。僕は震えが止まらない。

アリスはチラリと僕を見た。その目が…まるで…お前が犯人か!?

と問うているように見えた。

お義父様が院なさり…アリスがお見舞いに通ってる間、僕は犯人探しを始めた。致死の高い毒を使用した事を憲兵から聞いていた。その毒の種類を図鑑で必死に調べた。

ジョルジュさんはそんな僕に気付いて協力すると申し出てくれた。

しかし証拠が不十分なまま、お義父様が亡くなわれてしまった…。僕はますますアリスに疑われてしまった。

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