《悪役令嬢の影武者を嫌々演じて十年、憎っくき本に『ざまぁ』したけど? 本當の悪役はアイツだった……!?》15

わたくしなりに考えた結論は王子様に早まった行をしない様、進言する事だった。理事長の反応からして勝算は皆無。それは王子様も分かっておられると思うけど念には念をれとかないと、もしもって事があってはならない。

そう、パーティーで婚約破棄なんか宣言しても王子様が恥をおかきになるだけよ。……またどこかでそのチャンスはある。

ーーきっとあるから。

放課後、人目を忍んで生徒會室へ足を運んだ。馬鹿には上手くお酒を飲ませ、軽く寢かしつけている。でもそんなに時間の余裕もないから急ごう。

「失禮します」

生徒會室ではいつものメンバーが卒業式の最終的な打ち合わせをしていた様だ。ミーア様も居る。

「やあ、ポピー。卒業式はいよいよ明日だね。で、何か報告があるのかな?」

「お忙しいところ申し訳ございません。手短にシェリー様の手のをお話します」

「手の……それは?」

「先ず、ジャック様を父兄としてお呼びするそうです。これはご場のエスコートも兼ねますし、ダンスもご一緒されます」

「何と、全國大會優勝ペアーのダンスを披すると言うのか⁈」

「はい。さぞかし注目されるでしょう。それから此処が大事なお話です。理事長は王子様との婚約破棄をんでいません! だから、パーティーの席で婚約破棄は宣言なさらないでください。今のままでは王子様の不利でございます!」

「なるほど……まあ、反対されるだろうね。僕もあっさりと従うつもりもないし、引くに引けなくなる」

「そうです。その日は卒業式という慶事ごと。來賓もいらっしゃる中で臺無しになること間違いありません。そもそも王子様は陛下にお話されたのですか?」

「ああ、僕の気持ちはお伝えした。はっきりと反対されなかったが、あまりいい印象ではなかった」

「では、ここで焦った行をしない方が得策です。まだチャンスはございます!」

「うん、君の話はよく分かった。報告ありがとう。その意見を念頭においてよく考えてみよう」

「はい。わたくしはいつでも王子様の味方です。それでは!」

シュッと手を上げ、慌ててこの場から立ち去る。言いたい事だけをまくしたてたけど早く帰らないと馬鹿が起きてしまうかもしれない。

それにしても王子様はまだ迷ってらっしゃったご様子。でも勝ち目のない無謀な振る舞いはなさらないと思うわ。これで良かったのだ。念を押しといて良かった。だってわたくしがアイツに代わって論破しなければならないなんて辛いですもん。

わたくしの仕返しはいつか必ず葉えられると今は信じるしかない!

***

そして、いよいよ卒業式を迎えたーー

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