《婚活アプリで出會う~馴染との再會で赤い糸を見失いました~》復讐の意味(6)
アプリ參加推進のため、社全で殘業も減らされていた。
仕事は定時に終わり、さっそく遙斗から指定された場所へと向かう。
會社から電車で15分ほど乗り、指定されたコンビニ前で待っていると、スーツを著た遙斗が現れた。
背が高く足も長いから、高級そうなグレーのスーツがよく似合う。その姿に思わず二度見してしまった。
「なんだよ。待たせたか?」
「ううん。なんでもない」
歩いて數分の場所にある路地裏の店にる。
カウンター席とテーブル席が5か所ほどある小さなお店。イギリスのパブのようなスタイルで、各國のビールを揃えた専門店らしい。
窓際にある4人掛けの席に、リザーブの札が立ててあった。
「遙斗って、こういう店が好きなの?」
「接待で高い店は行きつくしたから、気取らない店が好きなんだよ」
店には靜かめなジャズの曲が掛かっていて、客層も40~50代位の落ち著いた年代の人ばかり。
「エール系のビールとフルーツビール。これなら飲みやすいだろう」
向かい合わせに座ると、遙斗は手慣れた様子で注文する。
おつまみにはウインナーとザワークラウト。
ビアグラスに並々と注がれた黃金のビールが2つずつ運ばれ、お互いのグラスを合わせると乾杯をした。
遙斗は一気に飲み干し、私はし口に含むと驚いた。
「うわぁ~。ビールって、苦いからあまり好きじゃないけど、これってまろやかで、飲みやすい! それに、こっちは良い香りがする」
「ビールは種類によって苦みも違うから、エール系なら飲みやすいはずだ。ただ、フルーツビールは殆ほとんどジュースみたいだけどな。里穂が普段口にしてるビールは、ラガー系じゃないのか?」
「ビールのことはよくわかんないけど、遙斗ってんなことに詳しいんだね」
背が高くて、イケメンで、知りで、料理も出來る。
どう考えてもモテないはずないのに……。
私にしつこく関わるのは、やはり復讐のためだろうか。
リラックスした雰囲気に、遙斗も私も調子よくグラスを空けていく。
すると普段お酒を飲まないせいか、30分もしないうちに酔いが全に回り始めた。
いつしか心に浮かんだ言葉は、そのまま口をついて出る。
「本當はすっごいモテるんでしょ~? 復讐だなんてからかって~私のことバカにしてるよね」
「里穂、顔が真っ赤だぞ。もう飲み過ぎだから、この辺でやめとけ」
遙斗が落ち著いた聲で諭さとしてくる。
グラスに殘ったビールを彼に回収されそうになり、それを奪うように手に取ると、一気に飲み干した。
すっかり大きい気持になって、視界がぐらつきながらも、日頃の恨みをぶちまける。
「いつもそうやってニヤニヤ笑って。どーせ私は、小柄で可い子に敵わない、殘念子ですよっ!」
「もしかして、別れた理由はそれか?」
「そーだよ。悪い? オレの長より高いからヒールをやめろーとか、背の高い男子と話すなーとか。ねぇ~、どうして背が高い子は損するの? ――あれ? 遙斗。ちょっと、ビールがもう空っぽだよ」
空のグラスを振り回していたら、頭も一緒にグラグラと揺れ出し、次第に天井がゆっくりと回転を始めた。
「あれぇ? おかしいな。この店って、回転してる?」
向かい側に座る遙斗の顔が、普段以上にカッコ良く見え、何もかもが楽しくなってきた。
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