《婚活アプリで出會う馴染との再會で赤い糸を見失いました~》甘い記憶と混(1)

翌朝目覚めると、何も著ていない狀況でベッドに寢ていた。

甘い記憶は途中まで覚えているのに、酔っていたせいか、最後の方が思い出せない。

遙斗はいつものように朝早く仕事へ行ってしまったらしい。

がだるくて、もう一度眠りにつきたいけど、そろそろ出かけないと遅刻してしまう。

こんな時に急な休みを取ると、アプリのおかげで彼氏ができたの? なんて変なウワサになっても困るし。

重いを無理に起こし、支度に取り掛かることにした。

「鈴河さん。ちょっと!」

突然聲を掛けられて、一瞬焦る。

あまりの眠気で、キーボードに突っ伏しそうになりながら、パソコン畫面を見ていた。

顔を上げると、課長がこちらを見て手招きしている。

慌てて立ち上がり、課長の元へと向かった。

「鈴河さん、金曜の朝グランドハイタワーホテルに行ってもらえるかな?」

「はい? いきなり、なんの命令ですか?」

「その日はTSAグローバルとの朝食ミーティングがあるんだよ。アプリを使用した想を

直接聞きたいと先方からの依頼があってね」

TSAグローバルというのは主な出資元で、『Mマリッジプロミス』を共同開発をしている會社だ。

「わかりました。でも、どうして私が參加するんですか?」

「今回のアプリ推進企畫は、先方にも參加者の名簿や資料が渡っている。

現在の狀況と、今後の開発のために、未経験者の意見を參考にしたいらしい。

とにかく、當日は遅刻しないように」

まだアプリも登録して間もないし、遙斗のことをどこまで話していいのかわからない。

詳しく聞きたいと言われてもなぁ……。

それに今日だって、遙斗の目の前でどんな顔をしたらいいのだろうか。

昨夜、あんな関係になった後に、とても普通の顔をして會話をする自信がない。

仕事中、どうしても昨夜のことが浮かんできてしまう。

想像して一人ジタバタしていたら、隣に座っている萬智に凄い顔をして見つめられた。

「里穂、なんだか今日は壊れてるよ。早めに帰ったら?」

「そっ、そんなことないよ。全然元気だし。逆に仕事したい気分だから」

たぶん、早く帰る方が合悪くなりそうなんだけど……。

結局、仕事を定時に終えると、まっすぐに帰宅した。

すると、玄関にはすでに遙斗の靴が置いてある。なぜか今日は、向こうが先に帰宅しているらしい。

気まずいなぁ~。

しばらく時間を潰すために、外へ出ようとした瞬間、鋭い聲がした。

「おかえり、里穂。今からどこへ出かけるつもりだ?」

「あっ、あははっ。夕飯の食材買い忘れたから、その辺のお店でも行こうかなって……」

「安心しろ。夕飯ならもう作ってある」

なっ、なんて気が利く。

普通の彼氏だったら嬉しくて、このまま飛びつくんだけど。遙斗の場合、何を企んでるのか、さっぱりわからない。

シャワーを浴びて著替えると、テーブルの上には、おいしそうな食事が出來上がっていた。

メニューは和風ハンバーグで、上には大おろしがのせられ、つけ合わせのほうれん草やニンジンのソテーまである。

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