《婚活アプリで出會う~馴染との再會で赤い糸を見失いました~》赤い糸の絡まり(4)
目を開けると、ほのかに明るくなった朝日の中、遙斗の顔がすぐ目の前にあった。
「えっ! どうして?」
思わず聲を上げると、彼がすぐに瞼まぶたを開けた。
「ひどっ。寢てる間に襲うなんて!」
上半を起こし、隣に寢ている相手の腕を何度も叩きながら抗議すると、眠そうな顔をして遙斗が呟いた。
「おい待てよ、昨夜は何もしてないだろ。それに証拠でもあるのか?」
言われた通り、二人ともきちんとパジャマを著て、れた形跡もない。
「でっ、でも。遙斗が隣で寢てるなんて、何もしてないはずないでしょ!」
「ずいぶんな言いがかりだ。昨日の夜中、目が覚めてリビングへ來たら、里穂の笑い聲が聞こえて……様子を覗いたら、腕を引っ張られたんだが。俺が隣で寢てるのがそんなに嫌か?」
「うそっ。私が遙斗を……?」
「いつも言ってるだろ。俺は里穂の記憶に刻みたいんだ。寢ている間に襲っても意味がないだろ」
「そう、だよね……」
私って、いつから男の人をベッドへ連れ込むようになっちゃったんだろ……。
小田さんからの告白がよほど嬉しかったのだろうか?
自分の行に不安が広がる。
「わかった。それなら、今からでも楽しもうか?」
遙斗が近づき、意地悪な表を浮かべ、私に迫る。
「いいえ、結構ですっ!!」
寢不足気味のを起こし、遙斗の腕から逃れた。
會社に著いて早々、課長が報告書の提出を促している。
「アプリの報告書、まだ出ていない者は今日中に頼むよ!」
はぁ~、危なかった……。
今頃私も相手が見つからず、あたふたしていたら、危うく注意をけるところだった。
「里穂は上手いこといったんだ?」
萬智がこっそり尋ねてくる。
「一応ね」
「それで、どんな人? 社の人なの? それぐらい教えてよ」
「クリスマスまでには、教えられるといいんだけど……」
「うわーっ、もったいぶってる~」
そんな話をしていたら、小田さんからメッセージが屆いた。
『今週の日曜日、映畫でも行きませんか?』
もしかしてこれ、デートのおい?
嬉しくなって、すぐに返信する。
『おいありがとうございます。楽しみにしてます』
その様子を萬智がジッと観察していた。
「何? すごいニヤニヤして。もしかして、お相手からの連絡?」
「違うよ。昔の友達から」
いけないっ。こんな顔を遙斗の前でしていたら、何を言われるか……。
気を引き締めながら仕事に取り掛かった。
* * *
それから數日間、日曜日が待ち遠しくなった。
遙斗は仕事が忙しいのか、ここ數日は深夜に帰宅している。
そのため、夕飯も外で食べ、顔を合わせてもすぐに寢室へ行ってしまう日が続いた。
ハッピーエンド以外は認めないっ!! ~死に戻り姫と最強王子は極甘溺愛ルートをご所望です~
婚約者の王子とお茶をしていた時、突然未來の記憶が流れ込んできたフローライト フローライトは內気で引き籠もりがちな王女。そんな彼女は未來で自身が持つ特殊かつ強力な魔力に目を付けた魔王に誘拐されてしまう。 それを助けてくれるのが心根の優しい、今目の前にいる婚約者の隣國の第二王子、カーネリアン。 剣を取り、最強と呼ばれるほど強くなっても人を傷つけることが嫌いな彼は、フローライトを助けたあと、心を壊して死んでしまう。 彼の亡骸に縋り、後を追った記憶が蘇ったフローライトは、死に際、自分がもっと強ければこんなことにならなかったのにと酷く後悔したことも同時に思い出す。 二度と彼を失いたくないし、王子と自分の將來はハッピーエンド以外あり得ないと一念発起したフローライトは、前回とは全く違う、前向きかつ、バリバリ前線で戦う強すぎる王女へと成長を遂げる。 魔王になんか誘拐されるものか。今度は私があなたを守ってあげます! ※基本、両想いカップルがイチャイチャしつつお互いの為に頑張る話で、鬱展開などはありません。 ※毎日20時に更新します。
8 123TSしたら美少女だった件~百合ルートしか道はない~
ある日、理不盡に現れた神様によってTSさせられてしまった田中 由。 しかし彼の身の回りではそれを境に何故かトラブルが………いや待て、これはどう見ても神様のs………(田中談) さて、田中くんは普通の學園生活を送れるのか!?
8 165高校ラブコメから始める社長育成計畫。
コミュニケーションの苦手な人に贈る、新・世渡りバイブル!?--- ヤンキーではないが問題児、人と関わるのが苦手な高校二年生。 そんな百瀬ゆうまが『金』『女』『名譽』全てを手に入れたいと、よこしまな気持ちで進路を決めるのだが—— 片想い相手の上原エリカや親友の箕面を巻き込み、ゆうまの人生は大きく動いていく。 笑いと涙、友情と戀愛……成長を描いたドラマチック高校青春ラブコメディ。 ※まだまだ若輩者の作者ですが一応とある企業の代表取締役をしておりまして、その経営や他社へのコンサル業務などで得た失敗や成功の経験、また実在する先生方々の取材等から許可を得て、何かお役に立てればと書いてみました。……とはいえあくまでラブコメ、趣味で書いたものなので娯楽としてまったりと読んでくだされば嬉しいです。(2018年2月~第三章まで掲載していたものを話數を再編し掲載しなおしています)
8 159引きこもり姫の戀愛事情~戀愛?そんなことより読書させてください!~
この世に生を受けて17年。戀愛、友情、挫折からの希望…そんなものは二次元の世界で結構。 私の読書の邪魔をしないでください。とか言ってたのに… 何故私に見合いが來るんだ。家事などしません。 ただ本に埋もれていたいのです。OK?……っておい!人の話聞けや! 私は読書がしたいんです。読書の邪魔をするならこの婚約すぐに取り消しますからね!! 本の引きこもり蟲・根尾凜音の壯絶なる戦いの火蓋が切られた。
8 186女であり男でもある私は復讐をしていきます
容姿端麗、文武両道な伯爵令嬢シトラル・サランバールは國の次期権力者達の嫉妬を買い、15歳の時無実の罪で殺されてしまう。 その後、神と名乗る少年に出會い神に選ばれ、加護を貰っている同い年の子に転生(?)する。 転生した子は男の姿にも女の姿にもなれる體質に強力な魅了魔法と光魔法を持って生まれていた。 その力を使い、無実の罪でシトラルを殺した人たちに復讐をしていくことを決意する 今度こそ最愛の人と幸せな人生を!! 初めて書いた作品なのでまだまだ下手なところは沢山あると思いますが、アドバイスやフォローをしていただけるとありがたいです!
8 134幽霊公女(プランセス・ファントム)
退廃の空気ただよう世紀末のパリ。人ならぬものの血を引く美しい公爵令嬢が、二人の契約魔をしたがえ、闇夜にひそむミステリーを解く物語。主人公は見た目はお人形のように綺麗ですが、面倒くさがりのけっこうイイ性格です。俺様で過保護なインキュバスや、悪運の強い貴公子(煮ても焼いても食えない性格と體質)との戀とか愛とかもあったりなかったり。 R15は保険です。 偶數日ごとの投稿です。
8 87