《婚活アプリで出會う~馴染との再會で赤い糸を見失いました~》お付き合い(2)
秋も終わりに近づき、し寒い季節になってきた。
今日のデート場所は、新宿にある広大な公園。
お弁當は簡単なものしか作ってないけど、気にってもらえるだろうか……。
待ち合わせの公園り口へ急ぐと、いつものように小田さんが先に來て待っていた。
「家を早く出たつもりだったのに……。やっぱり小田さんの方が早く著きましたね」
なぜか彼はいつも早く來て、私を待つことが多い。
「先に來て待つのが好きなんだよ。お弁當、凄く楽しみで、昨日も寢れなかった」
「そんなに期待されると……見せづらいです」
大したメニューでもないのに、あまり期待値を上げてもらっても困る。
土曜のお晝、公園には沢山の家族連れやカップルが多い。
「結構混んでるね。せっかくだから、庭園や花園もあるし、ぐるっと一周しようか」
「はい。お休みの日にこういう場所來るのってリラックスできて、いいですよね」
「里穂ちゃん、もう敬語を使わなくてもいいよ。僕たち、もう付き合ってるんだから」
そう言われても、なかなか敬語をやめるのは難しい。
戸っていると突然、小田さんが片手を差し出してきた。
「手、繋いでもいいかな?」
「はっ、はい」
照れながらそっと手を差し出すと、小田さんの手が、すぐにギュッと握りしめてきた。
そして、一瞬手が離れたかと思ったら、指を絡めるように手を繋つながれた。
明るいざしの中で、誰かと手を繋いで歩くことに慣れなくて、俯うつむいて歩き出す。
「里穂ちゃん、せっかく景がいい場所へ來たんだし、前を向いて歩いたら?」
「えっと……こうやって、手を繋いで歩くのが恥ずかしくて……」
「大丈夫。そのうち、繋ぐのが當たり前になるよ」
小田さんはさらに繋いだ手をギュッと握り締めてきた。
その人繋ぎが恥ずかしすぎるのに……。
ぐるっと園を1周すると、周りに人がない木を見つけ、レジャーシートを広げる。
バッグから取り出したお弁當を披すると、小田さんが歓聲を上げた。
「おぉっ。すごいうまそう!! これ全部里穂ちゃんが作ったの?」
「えぇ、一応。簡単なものですけど、良かったら食べてください」
「あのさ、その前に寫真撮ってもいい?」
頷うなずくとすぐにスマートフォンを取り出し、カメラに數枚収めた。
お弁當の中は、つくねの照り焼き、卵焼き、俵型のおむすび。
それほど手の込んだものではないから、あまり絶賛されても、ただただ困してしまう。
「いただきまーす!」
小田さんはさっそく食べ始め、10分もしないうちに完食してくれた。
「こんなにうまい弁當、初めて食べたよ。こんな食事が毎日食べれたら幸せだろうなぁ~」
それって、遠回しに食べたいって言ってるのだろうか?
慨深げに呟く小田さんの言葉に、どう答えたらいいかわからない。
もしも変わってしまうなら
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