《婚活アプリで出會う~馴染との再會で赤い糸を見失いました~》すれ違いと本當の心~二人のafterstory~(7)
最近の遙斗のことを洗いざらい話すと、雅さんはため息を吐く。
「ホント、困ったものね。里穂ちゃんと結婚してからますますストーカー度合いが増してる」
「それはいいんです。逆に遙斗が私に興味を抱かなくなったら、それはそれで寂しいので……」
「結局仲がいいのね。ただ、あいつがちょっとしつこいのよ」
「というより、信用されてないようで、ちょっと悲しいんです。同じ部にいる加地君がどうしても気になるみたいで」
「そうだ。空いてる部屋あるから、しばらくここで寢泊まりしたら? あいつにし反省させてやればいいのよ。子どもたちが喜ぶわぁ~」
そう提案されて、ついお世話になりますと答えてしまった。確かに遙斗に分かってもらいたいし、し冷靜になりたい。
でも、彼にどう伝えていいのやら……。
與えられた部屋のベッドの上でスマホを片手にため息をついた。雅さんが遙斗に連絡をれてくれたおかげで、メッセージには何も屆いていない。一人だけのベッドで、レジデンスを飛び出した罪悪と寂しさに包まれていた。
翌朝、雅さんのマンションから會社に向かい、いつも通り仕事をこなす。メッセージが気になって、一時間おきに覗くけれど、遙斗からの連絡はない。あれだけ迷がっていた遙斗からの連絡も、途絶えてみると何やら寂しい。
それに、今夜も雅さんのマンションに戻ってしまったら、また明日もこのモヤモヤした狀態を味わなければならないなんて。
自分勝手なに呆れてしまうが、やはり遙斗のことが気になってしまうのだ。
數時間後、今日は殘業があったものの、萬智に相談して早く帰る準備を始めた。
「ごめん。今夜はどうしても帰らないといけない用事があって」
「いいよ、里穂。仕事の代わりはいても、妻の代わりは里穂しかいないんだから」
理由は何も伝えていないのに、萬智にウインクまでされてしまった。さすがは勘の鋭い親友だ。
「ありがとう、萬智。別な日にランチごちそうするから」
「いいね~。來週、萌え斷サンドイッチの店に行こうよ」
萬智の明るいセリフに思わず笑顔になった。
レジデンスのエレベーターを降り、玄関のドアを開ける。遙斗の靴が置いてあった。
もう帰宅しているのだろうか?
リビングへ向かうが、そこには誰もいない。
「遙斗? どこにいるの? あれ……ねぇ、いないの?」
呼んでも姿も見せず、音もしない。
遙斗の部屋のドアを開けて足を止めた。ベッドには布団にくるまっている大きながそこにいた。
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