《『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……》28話 「自、ランク9」の魔カード
28話
「そいつを俺に近づかせるなぁあああああああ!!」
アイテムボックスから、1枚の『魔カード』を取りだして、勇者はんだ。
「範囲拡大と、威力増大を限界まで積んだ『自』の『魔カード』だぁぁああああ。ただの魔カードだと勘違いするなぁ! ゴールデン・ドラゴンハイドを使って『キラ化』させた、最高級の魔カードだ! 使えば、俺は死ぬが、お前らも全員死ぬぅううううう!!」
「くく……いいあがきじゃ。嫌いじゃないぞ」
魔カードは、魔道の中でも、かなり一般的というか、この世界では普通の市販品。
低位の魔法を封じ込める事ができる単純な魔道。
特徴的なのは、どんな系統の魔法でも封じ込める事ができて、誰にでも使えるという點。
生活魔法を封じこめた最低位の魔カードは、日本でのシャンプーや歯ブラシと同じぐらいの価格で店先に並んでいる。
それだけ便利な魔カードだが、當然、高位の魔法は封じ込める事はできない。
最高でもランク2まで。
だが、いくつかの手段を用いることで、そのランクを上げる事もできる。
まずは、勇者が言っていたキラ化。
ゴールデン系(超希種。どの種族にも誕生する可能はあるが、確率は低い)に屬する魔の革を使う事で、込められる魔法のランクを3段階上げられる。
最高位種族のドラゴンの革であれば、さらに込められる魔法のランクは2段階上昇。
プラス、
「それだけじゃねぇ! 俺が、魔力を注いできた! その期間、10年!! いつか、こんな日がきた時のために! 俺が俺であり続けるための、最後の手札ぁ!」
その心を、あえて例えるならば、
『辭表屆を、常にポケットへ忍ばせて働いているサラリーマン』。
本當に、10年間、勇者は、その『自』の魔カードに魔力を込め続けた。
結果、その魔カードに込められている『自』のランクは驚愕の『9』。
エックスにおいて、その価値は天文學的。
この世界で最も優れた寶の一つに數えてもいい大寶。
大げさでもなんでもなく、その『自』1枚だけで、國が買えるほど。
「近づくな、近づくな、近づくなぁああああ! 俺に寄るんじゃねぇ、いいなぁあ!」
「うるっさいのう。……おい、ぬし、何か勘違いしとらんか?」
「あぁ?!」
「逃げたいなら、とっとと逃げるがいい。まったく、クソやかましくワメきおって。どこまでDQNなんじゃ、アホウが」
「ん……だと……」
「ハッキリ言ってやろうか? わしは、ただ、わしの城に不法侵してきて暴れているイカれたバカ野郎で実験をしている……ついでに迎撃をしておるだけじゃ。それ以上でも、それ以下でもない」
「……て、てめぇ……い、今……こ、この俺を……殺すまでもない弱者として扱いやがったな……」
勇者は、肩を震わせて、
「お、俺を軽蔑するのは構わねぇ……俺をマヌケだと罵るのも構わねぇ……大抵の事は、笑って殺すだけで済ますが……それだけは……それだけは、いただけねぇ」
(笑って済ますんじゃなく、ちゃんと殺すんかい)
と、センは、一度、心の中でつぶやいてから、
「では、どうする? 闘うか? それでも別に構わんぞ。どっちでもいい。ぬしが生きていようが、死んでいようが。そんなものには、心底から興味がない。……陛下であれば、立場上、ぬしを捕らえ、法の下で正式に裁く……などという七面倒な手間をかけねばならんじゃろうが、わしに、そんな義務はない」
そこで、魔王が割ってってきた。
「いやいや、あるある! ワシだけじゃなく、お前も、同じ事をせねばならん立場にある! お前は、まったく、ほんとうに! 毎度、毎度、何をトチ狂った事ばかりホザいとるんだ! 何度も言っているが、最低限の公私くらいはわきまえよ、ばかもんが!」
ラムドを演じているセンも、心の中で、
(本當に、このラムドって、だいぶ酷いな……イカれ方だけなら、勇者と同等かそれ以上)
と同意した。
異世界転移で無能の俺 ─眼のチートで成り上がる─
淺川 祐は、クラスでの異世界転移に巻き込まれる。 しかし、ステータスは低く無能と蔑まれる。 彼が唯一持ったスキル「眼」で彼は成り上がる。
8 139異世界転生の特典は言語理解EXでした〜本を読むだけで魔法習得できるチートスキルだった件〜
主人公のアレクは、言語理解EXという特典をもらい、異世界転生することになった。 言語理解EXをもらったアレクは幼少期から家の書庫でたくさんの本を読み漁る。 言語理解EXの能力は、どんな言語でも理解してしまう能力。"読めるようになる"ではなく、"理解してしまう"能力なのだ。つまり、一度見た本は二度と忘れない。 本を読むだけで魔法の概念を理解してしまうアレクは、本を読むだけで魔法を習得できてしまう。 そんなチートスキルをもらったアレクは、異世界で二度目の人生を送る。 ほぼ毎日投稿。悪くても3日に1回は投稿していきたいと思ってます。
8 115高一の俺に同い年の娘ができました。
主人公神山 優はこの春から高校生活の始まるごく普通の男子。 一人暮らしをするために引っ越しの片付けをしていると部屋に知らない美少女がいた。 「私未來からやってきたあなたの娘の神山 奏です。これからよろしくね、お父さん!」 未來からやって來たという俺の娘の目的は何と、俺の青春時代の學園ラブコメがみたいとのことだった。しかも、俺自身のラブコメが見たいから、誰が俺の嫁になるのかを教えないという。 娘を中心に動き出す父と幼馴染とクラスメイトと、先輩と、後輩と、それから娘と、が織り成す學園青春ラブコメディ
8 125神は思った。人類の7割をアホにして、楽しく見守ろうと
神は望んだ、爭いのない平和な世界を 神は望んだ、笑顔の絶えない世界を 神は思った、ではどうするべきか そして神は創った、人類の7割がアホの子の世界を
8 160格闘チャンプの異世界無雙 〜地球最強の男、異世界で更なる高みを目指して無雙する〜
東堂院力也は、地球最強の男だ。 ある日、居眠り運転のトラックから少年少女を助けるために、彼は犠牲となった。 「…………む? ここは……?」 彼が目を覚ますと、見知らぬ森にいた。 狀況整理に努めているときに、森の奧から女性の悲鳴が聞こえてきた。 「きゃあああっ!」 「むっ! 女の悲鳴か……。今向かうぞ!」 東堂院力也は駆け出す。 しばらくして、女性の姿が見えてきた。 數人の男に押さえつけられている。 服を脫がされ、半裸の狀態だ。 「そこまでだ! 賊どもめ!」 東堂院力也が大聲でそう言う。 男たちが彼を見る。 「何だあ? てめえは!」 「けっ。通りすがりの冒険者かと思ったが……。見たところ丸腰じゃねえか」 「消えろ。ぶっ飛ばされんうちにな」 賊たちがそう言って凄む。 果たして、東堂院力也はこの賊たちを撃破し、女性を助けることができるのか。 格闘チャンプの異世界無雙が、今始まる。
8 73魔法が使えないけど古代魔術で這い上がる
地元で働いていた黒川涼はある日異世界の貴族の次男へと転生する。 しかし魔法適正はなく、おまけに生まれた貴族は強さを求められる家系であった。 恥さらしとバカにされる彼は古代魔術と出會いその人生を変えていく。 強者の集まる地で育ち、最強に鍛えられ、前世の後輩を助け出したりと慌ただしい日々を経て、バカにしていた周りを見返して余りある力を手に入れていく。 そしてその先で、師の悲願を果たそうと少年は災厄へと立ち向かう。 いきなり最強ではないけど、だんだんと強くなる話です。暇つぶしになれば幸いです。 第一部、第二部完結。三部目遅筆… 色々落ち著いたら一気に完結までいくつもりです! また、まとめて置いているサイトです。暇潰しになれば幸いです。良ければどうぞ。 https://www.new.midoriinovel.com
8 113