《暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが》第8話 〜神話語〜

俺達は人通りのない中庭のところで見つけた石でできた椅子に腰掛けて花を眺めた。

向こうの世界でもいた蝶が花を周りを飛んでいるのを見つけて、なんとも言えないがこみ上げてくる。

サラン団長の話は神話語というものらしい。

地球のギリシア神話のようなものだろうか。

あんなに生々しくないことを祈ろう。

ギリシア神話は癡のもつれが多すぎて読むのを斷念したのだ。

「とりあえず、この世界の神について話しましょうか」

この世界、モリガンには一柱の神がいる。

名前は“創造神アイテル”。

ステータスの集中管理や種族の祝福などを管理しているそうだ。

そう言えば、日本はいっぱい神がいたな。

一人とか、人口的に仕事大変そう。

心の中で俺がそんなことを考えているなど知らず、サラン団長は話を続ける。

アイテルはまず大気を創り、次に大地を創った。

そして、自分の劣化版である人間を創った。

人族、エルフ族、魔族、獣人族を創ってを持たせたそうだ。

大地に彼らを住まわせ、仕事を與え、ステータスを與えた。

神々の抗爭に飽きていたアイテルは彼らを観察することで自らの気持ちを癒そうとした。

やっぱり神でも抗爭するんだな。

ほかの神達何してんだよ。

アイテル一人で仕事してんだぞ。

手伝ってやれよ!

だが、人間が神の劣化版だと言うことは、人間に癒しを求めるのはやめた方が……。

だが彼らは、土地をめぐり、をめぐり、をめぐり、男をめぐり、爭った。

そして、各種族で分かれて暮らしだした。

怒ったアイテルは魔を創り、大陸を4つに分斷した。

ることができる魔族は火山の大陸、〝ヴォルケーノ〟へ追いやられた。

自然をするエルフ族は神聖樹のある大陸、〝フォレスト〟へ。

殘った人族と獣人族は最後まで爭い、戦いに勝利した人族がかな巨大な大陸、〝カンティネン〟に住み著いた。

獣人族は獣の大陸、〝ブルート〟へ。

それぞれの特徴を英語にしただけじゃね?

ってか、モリガンってどっかで聞いたことあるような……。

「まあこんな風にモリガンが出來たわけだ」

「人族セコイな」

「……まあ、そんな見方も出來るかな?普通はそんな見方はしないものだけど」

思ったんだけど、本読んだ方が早かったな。

やっぱり蔵書室に行こう。

そう思って立ち上がる。

「おや、どこへ行くんだい?君の話をまだしてないじゃないか」

素早く腕を摑まれる。

細腕に似合わず力は強いのか、引っ張ってもびくともしない。

サラン団長の目が、暗くった。

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