《暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが》第25話 〜キメラの〜
「……ん?」
俺は六十層のボス部屋で飛び起きた。
にとてつもない違和をじる。
「……傷がない」
キメラと戦ってついた傷も、サラン団長との稽古でついた打撲痕も、慣れない地面での雑魚寢で痛めた腰や背中も、すっかり完治している。
周りに人の気配がないことと、傷があった所から魔力が知されないことから治癒師が治癒魔法をかけたのではないことは分かる。
そもそも、治癒魔法に全ての傷を癒してしまうような魔法はなかった筈だ。
かと言って、俺に自己再生のようなスキルはない。
俺の腹時計的にバトルしたのは昨日のことだし、自然完治は有り得ない。
久しぶりに思っきりびをして、思考を止めた。
どうせ考えても分からない。
ならば、考えるだけ無駄だ。
知る時が來たら自ずと分かるだろう。
「……さあて、キメラので腹ごしらえしたら、また潛るかなぁ」
バラバラ殺人事件ならぬ、バラバラキメラ事件の現場が出來上がってる場所にスキップで向かう。
迷宮には蟲がいないらしく、生を一晩ほど放っておいたのに一匹も蟲が集っていない。
ボス部屋だから他の魔に食べられる心配もなく、綺麗に倒れる前の狀態で殘っている。
の方は新鮮とは言い難いが、まあ食べれなくもない。
魔石で火を起こしたいが、燃やすものがないのでを直接炙る。
直ぐに香ばしい匂いがボス部屋全に広がった。
「いただきまーす」
手を合わせてかぶりつく。
が口いっぱいに広がり、甘みが広がった。
結論を言うと、キメラの、めっちゃ味い。
後で知ったが、魔のは強ければ強いほど味しくなるらしく、キメラのなど高級食と言うより誰も食べたことがないと言う方が正しいくらいレアなだったらしい。
流石に全てのを食べる事は出來ず、荷になるため泣く泣くボス部屋に置いて出た。
「さて、今日はどこまで行けるかなぁ」
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