《裏切られた俺と魔紋の奴隷の異世界冒険譚》70話
魔をアッサリと倒してしまったから、セリナたちのところに歩いて戻ることにした。
倒した魔はちゃんとイーラが捕食した。
「それにしても凄え魔法を覚えたな。」
「本當だね!上級魔法って凄いね!」
「…は?」
上級魔法は確かに使い方によっちゃ凄いかもしれないけど、今は関係なくないか?
「今のでMPをほとんど使っちゃった。でもこんな時でも大丈夫!イーラ特製混合があればすぐに回復できるよ!」
緑のがった瓶をドヤ顔で見せつけてきた。
これがセリナがいってたことか。確かにイーラが自慢してきても特になんとも思わねぇな。
不思議だ。
いや、今はそんなことはどうでもいい。
「今のいい方だとさっきのが上級魔法だったみたいに聞こえるぞ?」
「ん?そうだよ〜。だってあのエルフの人は初級魔法と中級魔法と上級魔法しかスキルを持ってなかったもん。」
「は?噓つくな。あいつは他にも魔法を使ってたじゃねぇか。」
サソリと戦ってるときにしだけ見たが、あれは上級魔法ではなかったと思う。
「噓じゃないもん!」
捕食だと一部しかスキルを得られないのか?
「…聞いたことがあります。エルフは魔法をスキルではなく全て自力で覚えると。」
「は?そんな簡単に覚えられるのか?」
「…わたしは魔法は學んだことがないのでわかりませんが、簡単ではないかと思います。魔法に特化したエルフだからこそでしょう。それにスキルだと普通は得られる魔法が限られてしまうので、魔法を主に使う人でわたしたちのように全てスキルで覚えている人はないと思います。」
「なんでだ?スキルの方が楽じゃねぇか?威力が変わるのか?」
「…スキルでなければフェイバーさんのように魔法をアレンジすることも出來るという利點はありますが、基本は同じです。ただ、スキルで覚えられない理由はセカンドジョブなどの存在が一般的に知られていないので、普通の人が得られるSPがないからです。」
フェイバーって誰だ?この世界での有名人か?…まぁそれはどうでもいいか。
そういや前にセカンドジョブとかの発想がないとかいってたな。
そしたら俺らみたいにSPが余るなんてことがないから、取得するものを選ぶのに慎重になるわけか。
「エルフがスキルを持ってないことはわかった。だけど、上級魔法のにあんな攻撃力ってあったか?」
「違うよ〜。は眩し過ぎるのを抑えるためと攻撃する方向を間違えないようにするために使っただけだよ〜。」
「どういうことだ?」
「えっとね〜。上級魔法の熱をすごく熱くして〜、それをギュッとしたの。それだと凄いって眩しかったから、その周りを上級魔法ので包んで、ちょうどいいくらいのにして〜、そので敵に向かって線を引いて、その方向にギュッとしてる熱にをあけるの。そしたらビュッて熱が敵に向かって飛んでってを開けたんだよ!それをずっと維持しただけだよ〜。」
ってことはあれは熱で溶かしてを開けたってことか?魔を一瞬で溶かすとかどんだけ高溫なんだよ。
ただ上級魔法の熱の溫度を上げるだけじゃなくて圧したのか。
確かに圧はしたことなかったな。
あれ?でも上級魔法の熱は自分の近場でしか使えなかった気がするが…。
「上級魔法の熱は自分の近場でしか使えなかったと思うが、どうやった?」
「上級魔法の空間で距離をなくしたの!」
は?でも空間が歪んだようには見えなかったが、違う使い方があったってことか?
前に試した時はMPを気にしながらやってたからな。
ってかなんでイーラは手にれたばかりの魔法をこんなに使いこなしてやがるんだ?
これが持ってるスキルはなんとなくわかるっていうこの世界の生と全くわからない異世界人の差なのか?
理不盡だ。
まぁわからないからこそ試す楽しみがあるからいいんだが。
でもイーラのおかげで上級魔法は使い方次第でかなり強いことがわかった。
理攻撃じゃどうにもならない相手と會ったときのために練習しとくべきだろう。
というか、イーラがどんどん強くなってくな。
もう本気でやったら勝てない気がするくらいだ。
反逆されないようにちゃんと飼いならしとかないとな。
「よくやった。イーラ。これからも期待してるからな。どんどん使えそうな魔法は教えろ。」
「うん!」
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