《異世界転生で神話級の職業!死の神のチート能力で転生》9殺人鬼の朝

トントンっとノックをする音が聞こえる。

間が悪い。とも思うが、そもそもの話。分かったていたことだ。この時間はいつも奈が待っているのだ。気になってノックしてきたのだろう。

急ぎコートを消し、布団を被せシーツに付いている汚れを隠した。そして、窓を閉めてから扉を開けた。

優「すまない奈。待たせてしまっー」

そこで口を閉じる。待っていたのが奈ではなかったからだ。

優「一こんな朝早くから何の用っすか?副隊長さん。」

そこには、銀髪の気の強そうな顔のレイと言う名前のが立っていた。

レイ「堅苦しいのはよせ。それよりも、お前、早く集合場所にこい。急事態だ」

そう言われ、ロビーに行くとすでに全員が集まっている。急事態だと言われて集められたせいか、全員気がたっているようにじる。

一「おい。早く座れ」

一にそう言われて座ると、隣に座っていた奈と目が合い、

奈「お、おはようなのだ…」

と、疲れたような笑顔で言ってきた。

優「どうした奈?合悪いのか?」

奈「そんな事はないぞ!優が気にする事はないのだ!」

といつも通り笑ってみせるが、強がっているようにしか見えなかった。

その時、前に立っていた、レイさんが一度咳払いをすると

レイ「昨夜我が隊の人間が何者かに殺された!數日前の夜に外出していた男二人を殺した犯人と同一人であろう!」

ほとんどの生徒の顔が青くなる。

「噓だろ?」「隊の人が殺されたってそいつらよりも強いって事だろ」「私達も危ないのかな」「強力な能力を持ってる人もいるから狙われるでしょ」

が不安が伝染している。

レイ「靜まれぇ!」

レイさんの一喝でピタッと靜かになる。

レイ「今夜からロイ団長がパトロールをする。だから安心していい。お前らの命は我らが守ろう!」

何故であろう。レイさんの言葉がまるで犯人に向けられたものに聞こえる。「もう殺しはできない。ロイ団長には、勝てない」

そんな風に。いや、実際そうなのかもしれない。実際、今言う必要はないのだ。混や、不安を広げるだけになるかもしれない。

何かしらの考えがあるのであろう。

しかし、そこで思考が止まる。レイさんが話を続けたからだ。

レイ「今からお前らには予定通り、依頼をけてもらう。これは実戦だ。気を引き締めろ!」

そう言うと、壇上を降りていった。

一「何が殺人鬼だ。くだらねぇ事で読んでんじゃねぇよ」

そう言って一は、立つとこちらを見ると、

一「テメェは俺が潰す!俺以外に負けてみろ!そん時はテメェをぶっ殺す!」

そう言うと、何処かへと行っていた。

冬馬「気をつけろよ」

冬馬もそれだけ言うと一の後を追った。

奈「うむ!気をつけるのだ!では行くのだ!」

そう言うと、奈は立ち上がった。

俺が殺人鬼だと知ったら奈はどうするのだろう。一は、冬馬は、どう変わるのだろうな。

きっと敵になるだろう。だが、何故だろ。それも面白い気がする。

優「あぁ。俺らも行こう。」

そう言って、優は席を立った。その後ろ姿をレイはじっと見ていた。

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