優「奈ぁ！おい返事をしろよ！」

奈に必死で呼びかけるが反応がない。

理由は頭では、理解しているが心がそれをけれれない。

失ったはずのものが。自分が捨てたものが溢れてくる。

噓だ噓だ！奈だけは、生きてしかった！どこかで慢心していた。神話級の職業だから！不死だから！負けない。奈を救えるって。

その様子を見てか、ふいに笑い聲が聞こえる。そちらを睨むと、エリザベートが面白そうに口元を歪めながら笑っている。

優「何がおかしい！」

エリザベート「やはり私好みの目だ。…さぁ、誰が殺したのだろうな。」

そこで突然腕についていた枷が外れる。

背後を見ると、目つきの鋭いトゲトゲした頭の大男がいた。バランと言う名前の男だ。

バランは優を見下ろし

バラン「弱ぇ奴をいたぶるのは趣味じゃねぇ。…何もしねぇよ。そんな目で俺を見てねぇでテメェのを抱きかかえてろ。」

それに優は目を逸らし奈を抱きかかえる。

奈は力なくだらんとしていて、とてもひんやりしていた。

その奈を力強く抱きしめる。

エリザベートは、ため息を吐いた。

優「おいお前！誰が奈を殺した！」

それにエリザベートは冷たく優を見ると

エリザベート「自分の立場が理解できてないようだな。エリザベートだ。お前ではない。口の聞き方に気よつけろ。」

それを無視して悲しみと怒りで今にも壊れそうな顔で見つめてきた。

エリザベート「お前にとって、犯人が私達と言ったらどれほど救われるだろうな。だが、お前は私達の敵だ。私が突き立てるのは殘酷な真実だ。」

し間を空けエリザベートは口を開く。

エリザベート「お前だ。」

一瞬時が止まったような覚に陥る。

優「そんなわけー」

エリザベート「噓などつく必要があるか」

と、優の言葉遮り言う。

エリザベート「お前は自分の能力を知らなすぎる。いや、お前達異世界人は、知らないことが多すぎる。お前達が使っている能力は、マナと呼ばれるものを使っている。個人差はあるがには、常にマナが宿っている。マナは、生命が活をするのに不可欠なものだ。そして、マナは空気中にもある。微量ではあるが、それを常に吸収している。ゆえに、本來無くなる事などありはしないのだ。だがお前の能力は、この生命力とも言えるマナを吸収し続けた。相手のから、空気中から。」

そこでエリザベートは、奈を指差すと

エリザベート「そのは元々、マナ切れ。つまり、最低限生きていくほどの量まで消費していたらしい。そこからさらに吸い上げ、空気中のマナも全て絞り盡くせばそうもなるだろう。」

そんなの、一俺は誰にこのドス黒いをぶつければいい。ーこんなのあんまりだ。

そこに來てエリザベートは、口元を歪ませた。

エリザベート「では、本題だ。取引きといこう。」

それに優は力ない顔でエリザベートを見上げる。

エリザベート「その私が生き返らせてやる。」

それに驚機の表をすると

エリザベート「ただし」

と言うと立ってこちらに近づいてくる。そして、手を差しべると

エリザベート「私のものとなれ。」

どうだ？と言うような顔でこちらを見てくる。

優「本當に生き返らせてくれるのか？」

下を見ながら優が弱々しく言う。

エリザベート「私は一度した約束は絶対に守る。」

それに優はエリザベートの手に自分の手を 出した。

エリザベート「取引き立だ。」

そう言ってエリザベートは、奈に近づく。

そして、手首を再度切ると奈に飲ませた。

すると、突然奈のが電気を流されたように一度跳ねる。

次の瞬間。奈がむせたように咳をし、穏やかな寢息が聞こえた。

優「奈！」

と言って奈に聲をかけるが奈は眠ったままだ。

エリザベート「先に言っておくが、その娘を私の眷屬とした。つまり、私が死ねばその娘も死ぬ。」

優「は？」

と言って優がエリザベートを見る。

エリザベート「今は、私の能力で生きていられるのだ。私が死ねばその能力が解除されるのは明白であろう？」

つまり、これでもうエリザベートに逆らうことが出來なくなったのだ。エリザベートが能力を解除すれば奈の命は、、、。

そして、エリザベートは、再び椅子に偉そうに座り、優を見下ろすと

エリザベート「では、まずはお前の拠點に行くとするか？なぁ？旦那殿」