《異世界転生で神話級の職業!死の神のチート能力で転生》19神殺し

その後呆然としている優を無視して、エリザベートは、部屋をうろうろとき回っていた。

優はエリザベートの方を一瞥すると

優「俺は、、、俺たちはこれから他者のを飲まなければいけないのか?」

それにエリザベートは、何やらあさっている手を止めてゆっくり振り返る。

エリザベート「よく知っているな。お前達の世界にもいるのか?」

優「架空の存在だ。」

それにエリザベートは、何やら思うことがあったのか、數秒の間まぶたを閉じ、再びあさりながら口を開いた。

エリザベート「お前はこの世界についてどう思う。」

いきなりそんなことを言われて、しの間考えると

優「現実離れした世界っていうか、寢てる時に見る夢の中みたいなじだと思う。」

それにエリザベートは、フッと微笑をこぼすと

エリザベート「では、今は寢ている狀態か?」

優「…まぁ。そんな覚だ。未だにけ止めきれてないような気もする。」

それよりもと優が続け

優「エリザベート。さっきから何をしている。」

それにエリザベートは、「ん?」と返し、ある本を手に取った。

その本は、この世界でもらった職業について書いてる本だ。

しまったと思い、その本を取り返そうと一歩踏み出す。エリザベートは、優の方を見向きもせずにき、気づけば優は天井を見上げている狀態にあった。

倒れていると自覚するのにさして時間もかからなかった。エリザベートは、摑んでいる優の右手を本にれさせ、持ち主専用の本に変える。優が立ち上がろうとするが、左肩を踵で踏まれ立ち上がることが出來ない。

しの間本を眺めると、エリザベートは舌打ちをし、次の瞬間。本が々になり、小さく切り刻まれた紙が部屋中に散った。

優「…どういうつもりだ?エリザベート」

それに今まで無視していた優を見下ろすと

エリザベート「正直に話そう。神話級の職業がいることは分かっていた。…いや違うな。きっといるだろう。いればいい、ぐらいに思っていた。」

曖昧な風に言うエリザベートを見ていると

エリザベートが右手を引っ張り、まさに気づけば立っていたと言うような覚だ。

エリザベートは、そのまま椅子に足を組んで座る。

エリザベート「私は、誰かの下につくことが嫌いだ。まして、誰かの思い通りにくことなどもってのほかではない。」

まぁ、だろうな。と思いつつも口に出さないようにした。

エリザベート「だから、この能力を5才で手にれた時に思ったのだ。この世界は私を中心に回っている、とな。」

生意気な子どもだな。と正直に思っていると、エリザベートにアキレス腱を蹴られる。それに足を抑えながらエリザベートを睨むと。

エリザベート「表に出ている。」

と言われ、優はそっぽを向くと、それを見てエリザベートは、ふっとまたしても微笑をこぼすと続けた。

エリザベート「それからは、歯向かう奴を潰していき、正式に認められる魔王にまでなった。…この世界で魔王が誕生すればのちに勇者が現れ、魔王を倒す。月日が流れれば、また同じようなことの繰り返しだ。そのようにこの世界は決まっている。」

そこで忌々しそうな顔をする。

優「誰かの思い通りにくのご嫌いか。」

エリザベート「あぁ。そうだ。その時に思ったのだ。この連鎖を斷ち切る方法を。

まず考えたのは、勇者を返り討ちにすることだが、これは意味がない。また、新しい勇者、それに代わるものが誕生するだけだ。

それにこの方法では、結局、想定通りのきだ。

このゲームごと潰すのが私の目的だ。

そこで思いついたのが…」

そこでエリザベートはにいっと楽しそうに笑うと。

エリザベート「『神殺しだ』」

優「神殺し?」

と復唱する。

エリザベートは「あぁ。そうだ。勇者と魔王が殺しあう連鎖を斷ち切るための手っ取り早い方法は、そうなるように作している者。“神”とも呼べるそれを殺してしまえばいい。」

優「そんな奴が実在するのか?」

と驚愕しながら言うと。

エリザベート「いや。そんな者は存在しない。」

優「は?」

と間の抜けた聲が出てしまう。

エリザベート「要は、作しているものが神だ。しかしそれは人に限った話ではない。」

それに頭を點にしていると。

部屋がノックされ、扉を開けられる。

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